- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086003469
作品紹介・あらすじ
アキは俺の家庭教師。口が悪くて態度もデカイ。時々、俺を抱く。「男なんて嫌なんだよ」とか言いながら、馬鹿にした抱き方で。でも俺は本気でアキのこと、好きで。振り向いてほしくて、触れてほしくて。募る想いで胸は苦しくて。ハッピーエンドのありえない恋ならせめて「受験が終わるまで俺のそばにいてください…」。BL期待の新旗手が透明な言葉で紡ぐ、切なさ&愛しさ100%の恋物語。
感想・レビュー・書評
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先生×生徒
まさかのコバルトでこんなに切ないとは… -
本編+HPで後日談を読みました。
学生の頃、この話を初めて読んで、自分の気持ちも性別も、恋愛観も認められることはないんだって思った。それでも、一時でもアキと両想いになれた美里が羨ましくもあったし、自分も嬉しく思えた。
自分の気持ちに一番近かった作品だったから、あの頃、自分はこの作品を読んで号泣したんだろうな。
最初は片想いしてただけの美里の気持ちも、アキの行動や仕草や言葉に一喜一憂するとこも、美里の気持ちを信じてなかったアキの気持ちが変わっていくところも、理解出来るからこそ痛かったり、至福感でいっぱいになったりした。
大人になって、初めてあることを知った後日談を読んで、二人が変わらず幸せでいてくれることが本当に嬉しかったです。
朝丘戻。作品の中で、一番思い入れのある作品です。 -
本当なら5つ星にしてもいいくらいの作品。
でも読んでてとにかく痛い。心に刺さる。
最近いっぱい出てきたハッピーなBLではなく、
少なくとも現実的で、とても切ない。
読んでいる時はハラハラして、読み終わって号泣して、
何で読んじゃったんだろうと思うのに、もう一度読んでみたくなる。
でも痛いから僕は売っちゃいました。
ちょっと後悔・・・(´;ω;`) -
別れさせる動機が弱いなぁと、何かすっきりしなかったのだけど、サイトで続きを見て更に何とも言えない気分に。作者は、本当はどちらで終わらせたかったのだろう?
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作家さん本人のサイトを読んでそれでやっとお話としては完結、と言うのは商業誌としてどうかと思わないでもないですが、個人的には大好きな作品。
心を抉られるような、心臓がぎゅっと痛くなるようなお話で、好き嫌いのはっきり分かれるだろう作品ですが、個人的には朝丘作品の中で一番好き。
こんな恋があっても良いじゃないか、と当時高校生だった私は泣きながら読んだ思い出がある。(ちなみにサイトで続編を読んだのは、初読から五年はたってからだった。私はあのオチでも、あれはあれで愛しいと思った) -
良かったけど、そこで切るとは。作家さんサイトの続きは自分には必須だった。嫌味な丁寧語が好きw 些細だけど積み重なる溢れる気持ちの描写が読んでる方まで胸をイッパイにさせる。
美里の描いた不細工なアキを見つけて気付いた本気の気持ち。この辺りの表現が人物像と絡まってすごくいい。
身体から始まる関係なのに、簡単には恋人になれないのに、綺麗で純粋過ぎた…とも感じた。
前回読んだ作品を引きずって過剰に期待したのかもしれないw もっと千切れそうな剥き出しの心を読ませてくれるのかなって。 -
家庭教師と生徒、モノです
最初に読んだときは、微妙だったんですが…
サイトで、その後のお話が読めます
全てを読んだら、もう、これ星5つです!
あ~そういうことだったんだ…ってね -
とても切ない話。
幸せだけがハッピーエンドじゃないんですね。