月色光珠 黒士は白花を捧ぐ (月色光珠シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 135
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086007559

作品紹介・あらすじ

春の長安。剣術に長けた少女・琳琅は、一家再興を誓い、双子の弟と共に上京したばかり。ある夜、傷を負った黒衣の男・魏有を助けた事をきっかけに、琳琅は彼の仕事を手伝いはじめる。そして、ある少女の警護を依頼されるが、彼女は一家が没落する原因をつくった金貸しの娘・春蓉だった…。複雑な思いで依頼を受ける琳琅だが、魏有を慕う春蓉の姿に心がざわめき…。中華アクションロマン。

感想・レビュー・書評

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  • 月色光珠シリーズ記念すべき1巻目です。

    風都ノリさんの挿絵でとても気になっていたのですが、面白いと聞いて全巻大人買いしてしまいました、笑。
    中華ファンタジーといえば、まっさきに彩雲国が出てくるのですが、こっちはロマンス重視ですねぇ♪



    春の長安。
    剣術に長けた少女・周琳狼(しゅう りんろう)は、一家再興を誓い、双子の弟と上京したばかり。

    ある夜、傷を負った黒衣の男、魏有(ぎ ゆう)を助けた事をきっかけに琳狼は彼の仕事を手伝い始める。
    そして、ある少女の護衛を依頼されるが、彼女は一家を没落する原因をつくった金貸しの娘、春蓉(しゅんよう)だった。



    没落したお嬢さまの一家再興物語です。
    琳狼は弟の子朝(しちょう)を官吏にするために、仕事三昧な強いお姉ちゃんです。
    剣術ばっかやってた割りに、女の身だしなみはきっちりしてるあたり乙女ですね♪
    可愛いより、美人さんって感じのヒロインです。

    しかし、弟君…最初は内気な少年かと思ったんだけど、とても変態ですね。
    将来が楽しみな変態です。


    ヒーローの有さんは、昼間は書生!夜は隠密!って感じで二つの顔をもつ青年です。
    影の功労者って感じでかっこいいです!

    クールな性格なのかと思いきや、素はかなりの天然で殺し文句を言ってきます。
    再会した日に、花もってこられたら純情な乙女の琳狼はイチコロですよっ。


    最後がとても爽やかに終わったお話でしたっ。
    琳狼の片思いって感じなので、これから二人がどうなるのか気になります。

  • 剣術に長けた少女・琳琅は、一家再興を誓い双子の弟と共に上京したばかり。ある夜、傷を負った黒衣の男・魏有を助けた事をきっかけに、琳琅は彼の仕事を手伝いはじめる。そして、ある少女の警護を依頼されるが、彼女は一家が没落する原因をつくった金貸しの娘・春蓉だった。複雑な思いで依頼を受ける琳琅だが、魏有を慕う春蓉の姿に心がざわめき…。

    挿絵に惹かれてとりあえず一巻だけ購入。

  • 面白くないわけじゃないけど、面白いわけでもない。
    2巻以降は面白いと聞くけど、手を出す勇気が出ません…。

  • 話にも挿絵にもちょっと硬さを感じる一冊w
    まぁ、挿絵はともかく、これがデビュー作だということを踏まえれば(話的には)そう悪くない出来だと思う。
    もうちょっとワクワク、ドキドキする展開。
    話の緩急が上手く付いてくるともっと面白くなるのでは?
    次作に期待!

  •  月色光珠シリーズ『黒土は白花を捧ぐ』『暁の野に君を想う』『天馬は闇夜を翔る』『空恋う銀色の果て』『冬苑に徒花は散る』まで一気読み。
     ロマンスロマンスで選んだ第三弾。
     ロマンス重視ということでは、これが一番アタリでした。

     舞台は唐王朝の都長安。主人公は、落ちぶれ長安を離れた名家の娘で、弟が科挙を受けるためその付き添いとして長安に戻る。そこで謎の男を助け、その後その男と再会し、後はまあお約束(笑)
     主人公が純情で鈍いお嬢さんで、相手役はいい男だけどムッツリ(大笑)。巻が進むごとに男のタガが外れて甘さも増量されていきます。事件は色々起こるけど、主軸はロマンス。『冬苑』で一応両思いになったんですが、この後もシリーズ続くようです。
     一冊目の出だしで、やたら固い文章だなあと思ったのですが、これが作者のデビューシリーズなのだとか。感じた固さはそのせいかもしれません。読みづらいわけではないですよ。

  • .

  • デビュー作のようですが、なかなか面白かったっです。武道に優れた双子の姉と勉学に優れた弟が故郷の長安に戻り、そこで出会った有という男に魅かれる姉:琳琅。有の頼みで、あくどいやり方で金を儲けた安家の娘を守ることになるが心中は複雑。
    いくつもの名を持つ有の正体とは???

  • 岡篠名桜さんデビュー作。初めて読んだ時、新人さんにしては良く書けているなと感心しました。この作品を読んだから中華に興味を持ってズルズルハマッてしまいました。琳琅と有さんはお互いシャイだと思うので(有さんは押しが強いところもあるけど)、ちゃんと気持ちを伝えるまでに時間がかかりそうです。ヤキモキしながら読むのがまたイイ。付箋も巻を追うごとに増えて、7巻あたりで見事に回収してらっしゃいました。

  • 琳ちゃんと有さんが会っちゃいますよ。
    本当は再会なんですが

  • 読むと「うきゃー」となる作品.有さんの台詞が不意打ちでクサすぎます・・・・!その感じにはまる人ははまると思います.ストーリーは軽いです.設定は重めなんですけどね.

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