月色光珠 月珠は黒翼を抱き (月色光珠シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 80
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086010924

作品紹介・あらすじ

女給の婚礼で華やかな天花茶館に、皇帝崩御の知らせが届く。皇帝に仕えた黒羽に残された道は、新皇帝に忠誠を誓うこと。さもなくば、死あるのみ-。新皇帝に仕えることを拒否し、命を狙われる有の身を案じる琳琅。だが、彼女に執着する新皇帝の手が茶館にも伸びてきて…。そして明かされる、茶館の隠れた役割と、暗躍する白老公の思惑とは!?中華アクションロマン、クライマックス。

感想・レビュー・書評

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  • 月色7巻です。

    前回から密着度が増した表紙の二人。
    有さんが不敵な笑みですね、笑。



    琳琅(りんろう)の勤める茶館に、皇帝崩御の知らせが届く。
    新皇帝の李恒(りこう)に仕えることを拒否し、命を狙われる有(ゆう)の身を案じる琳琅。
    だが、彼女に執着する李恒の手が茶館にも伸びてくる。

    そして、影で暗躍している白老公(はく)の思惑も遂に明らかに…。



    年が明けて、琳琅は18歳に。有さんは23歳かな。
    ぼんやりと結婚を夢見る琳琅が乙女で可愛らしいです。

    しかし、琳琅と有さんは、それぞれ違う理由で李恒に狙われてるので前途多難。

    李恒の隠密、凌華(りょうか)は有さんを消すように命じられているので執拗に追いかけてきます。
    ことの重大さを察知したのか、あの子朝(しちょう)までもが協力的にっ!
    一時は、姉を身代わりに売ったりしたのに、ものすごい成長だ!!

    しかし、駆け落ちって良い響きですね…笑。
    話の展開が切迫しているだけに、余計に。
    新キャラの凌華は、なかなか腕が立つみたいだけど、まだまだ隠密としては未熟で、ベテランの有さんには叶わないって感じ。


    そんな折、幼少の頃の二人の人生をかえた影の黒幕が明らかになります。
    憎しみを吸った剣を手に、首謀者のもとに向かう有さん。

    琳琅、早く有さんを止めてーって感じでした;
    読んでいて、とても痛々しいシーンだった。
    琳琅もだけど、有さんが悲劇すぎる。

    その後、琳琅が有さんを迎えにいったシーンがお気に入りです。


    これで一部完結!
    なんかだんだん読むのがもったいなくなってきた、笑。

  • 2008年5月27日

  • 第1部完、といった感じ。
    新皇帝となった季恒にそれぞれ別の意味で狙われている琳琅と魏有を助ける為に、あの子朝までもが協力的なのがちょっとジーンと来たなぁ…。
    (まぁ、彼の場合、思惑もちゃんと裏にあるのかもしれないけどw)
    成り行き上、駆け落ちする事になってしまった琳琅と魏有の今後に期待 ̄m ̄ ふふ

  • 皇帝が崩御し、ついに李恒が動きだした。前帝の黒羽への処分。それは死か自分に仕えるか。もちろん李恒に仕える気のない有は追われる身に。白老公の元に不審な使いがやってきて、白老公の行動も気になる。そして尚と有の運命を変えた事件の黒幕が明らかになる。

  • 有と琳琅はそろそろ結婚の話を考えていた。
    ところが、そんなところで、前皇帝が無くなり、新皇帝に李恒(りこう)が立てられます……が!(何
    有は皇帝に仕える黒羽であるが、その黒羽は新たな皇帝に忠義を誓う以外は死しか選択肢はない。その有の身を案じる琳琅。

    そして、新たなてきに凌華君とうじょーう!(誰

    そこで、何か沢山戦いが広げられていつの間にか有の過去に触れてるんですわー(誰


    …そこら辺からは読んでお確かめを(酷

  • 『月色光珠』シリーズの7巻。
    第1部完って感じです。とりあえず、一区切りついた感じ。

  • 次出されるのは新刊とあとがきに書かれていて中々読了へと踏み出せなかった今巻。ページを開くのも怖くて、それでも勇気を出して開いたその先に待っていたのはいつもの世界観でした。(当たり前ですが)有さんの行動にはいつも驚かされます。一段落ついたものの油断は禁物。今後のふたりが楽しみです。

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