恋のドレスと聖夜の迷宮 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (2009年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086013550
作品紹介・あらすじ
シャーロックに拒絶され悲嘆に暮れたクリスは、パメラと共に『薔薇色』から姿を消す。一方、貴族の義務とクリスへの思いの間で揺れるシャーロックは、苦悩の日々を過ごしていた。ようやく行方知れずのクリスの居場所を探し当て、安堵するシャーロックだったが、クリスもシャーロックを思うがゆえに厳しい決断を迫られて…。二人の恋の行方は!?引き裂かれた恋人たちは聖夜に出会えるのか-。
感想・レビュー・書評
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前回、シャーリーのバカーで終わっただけに、気になって気になって、一気に読んだ。
なんとも気持ちが重たくなる巻。
まあ、彼がそう出てくるのも分かるーというか、ここできたかーという感じ。
重く辛い話の中、コーネリアのエピソードが救いになっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シャーロックに拒絶され悲嘆に暮れたクリスは、パメラと共に『薔薇色』から姿を消す。一方、貴族の義務とクリスへの思いの間で揺れるシャーロックは、苦悩の日々を過ごしていた。ようやく行方知れずのクリスの居場所を探し当て、安堵するシャーロックだったが、クリスもシャーロックを思うがゆえに厳しい決断を迫られて・・・。二人の恋の行方は!?引き裂かれた恋人たちは聖夜に出会えるのか――。
離れてからもずっと何だかんだとお互いのことを意識してどうすれば良かったのか、今後どうしたらいいのかを考え続ける二人に、もどかしくてたまりません。パメラがヴェラに言われた言葉で自分がクリスを縛っているのかとショックを受ける場面がありますが、確かにクリスはただひたすら弱くて守られるべき女の子ではもうなくて、心の芯がまっすぐだからこそ、悩んで前に進むために多くの時間が必要なんだと分かります。モアティエ公爵家のヘンリーは、悪い人ではないけど肝心なときに向き合わず逃げる人間だなと思うと好きになれない。コーネリアが早くビアードと幸せになれればいいな。 -
お互い思いあっていても離れなくてはならないなんてつらい。
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ヴィクロテ18
怒濤の巻
シャーロックが決意して
いよいよクリスのもとへ! -
暗い巻の続き。モアティエ侯爵家も闇々。イアン先生は本当に常識人。そしてお父さん…あああ。さいあく。
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2010.4.29読了。
あの関白坊やがついに男になったよみなさん!!涙。
モアティエ公爵家を舞台にシャーロック視点で展開。前編にあたるようです。
ネタバレあり。
相変わらずモアティエ家は泥沼です。
シャーロックのイメージは合理的で理路整然とし多少の憤りを感じても、それがたとえクリスがらみであっても、冷静でいるような性格だと思っていたので、後半のシャーロックがあんな風に考え方を改め、素直になりふりかまわない姿を見せるとは思いもよらなかった。
これまでの巻までは、身分が違うからクリスと結婚できないのは前提で、いかに周囲に文句を言われずに付き合えるかばかりを気にしていたシャーロックが、ようやく貴族とか紳士とかの前に男だったということを証明してくれましたね。
しかしながら、後編での展開が容易に想像できているせいで心苦しかったです。
がんばれシャーリー!鬼畜な作者に負けるな!笑。 -
ううう、何か辛い。
最後までこの焼きも期間が続くと思うと……。
シャーリー、頑張れやー(遠い目)
2010.4.15 読了 -
わたしこの巻けっこう好きでした。
長いラブレターみたいって言いえて妙(笑)
へタレなシャーリーがものすごくかわいかったです。
早く次の巻が読みたいです。 -
遂にこの日が来てしまったかッ><
…と言った感じ。
二人の交際(?)がアルフに知られた時点で、こういう日が来ることは予想出来ていたけど…。
このタイミングで来るなんて!!
著者、ちょっと鬼です;;
そうと知らずにいそいそとクリスに会いに行ったシャーリーのその後が気になるが、ちょい役で登場しただけかと思っていたヴェラが意味深なセリフを幾つか口にしていたのも非常に気になる。
彼女は外国人らしいし、いっそ彼女の手を借りて、クリスとシャーリーはイギリスを出てしまえば良いのに…!
なぁーんて思ってしまったw