還るマルドールの月 The Return of the Mardore Moon (コバルト文庫 の 3-42)
- 集英社 (2016年1月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086018913
作品紹介・あらすじ
没落貴族の娘ダリアードは16歳の春、爵位と引き替えにツェブ合衆国の大富豪と結婚することに。相手の名も知らず、侍女と女家庭教師とともに汽車に揺られて着いた先には、いかつい男が待っていて…!?
感想・レビュー・書評
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最近多いオッサンヒーローとティーンヒロインものかあー若い子に惚れられたらそりゃあねえ、とちょっとやさぐれて読み始めたのですがダリアードちゃん(としか呼べない)があまりにもキラキラ魅力的で...。がんばれ!がんばれ!良かったねええと読後はものすごい爽快感でした。イーリア兄貴はちょっと「逃げちまえ!」を思いだしました。
正直コバルト文庫の対象年齢はるかにオーバーだし読むのツラいのでは?とか思ってすみませんでした。お前がティーンになるんだよ!とものすごい魔法をかけられた気分です。あー面白かった!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コバルトの「ちょー◯◯」シリーズで人気だった作家さんが、久しぶりにコバルト文庫にカムバック。
お相手は35歳のダンディーなお金持ち警部。
警備のために爵位が必要ということで、ダリアードは売られるように政略結婚することになったけれど…というお話。
ティーンズ文庫らしいかなりドタバタしたお話で、ストーリー性求めると方向性が違うのでご注意。
年上ヒーローを振り向かせるために一生懸命なダリアードが可愛いお話だった。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5043.html -
とても楽しいラブコメであった♪主人公・ダリアードとヒーローであるマークの絡みが殆ど無いくせに、どういう訳かしっかりとラブロマンスが感じられる妙。登場人物が皆気持ちよく、何だかんだ言って悪役すら憎めないし、ドタバタ劇の中にも人生に向き合う心得もしっかり書かれていて良い読後感です。
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お国の事情で20歳の年の差婚をすることになった没落貴族のお嬢さんと、そのお相手の大富豪にして警部の旦那さんと、怪盗とか元カノとか秘術とかてんこもりで楽しいジェットコースター物語。
完全無欠のお嬢様なのに恋をして頭がカーニバルになっちゃったダリアードちゃんかわいい。
その後のお話読んでみたいなー。