雑居時代〈2〉 (Saeko’s early collection〈volume.8〉)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 36
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086090513

感想・レビュー・書評

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  • 2014.02.19

    何気に清香と数子のコンビって相性いいと思うんだけどな〜。清香が数子をおちょくってるのは数子の考えてることがバレバレで可愛いからなんでしょうね。
    続編か何かで数子がもう少し大人になって譲おじさまよりももっと素敵な男性を見つけ(鉄馬であって欲しいっ!)、家弓が漫画家デビューを果たし、勉が大学に受かるところまで読みたかったな。

  • <1>から続く。
    血の繋がらない叔父に恋する成績優秀万能な主人公。
    にっくき叔父の奥さんをとことん無視しようとするが、そこは相手が何枚も上。
    いろんな出来事に巻き込まれる。

  • 劇中時間の描き方がうまいなー。いつの間にか清香は花嫁になっちゃってたり、雑居生活はすでに前提になっちゃってたり、あっちのエピソードとこっちのエピソードをうまくつなげて書いたり。
    さらには、「説明」をうまく「描写」して「物語」る手法のうまさはぴかいち。
    ドタバタのエピソード作りもうまいし、「ある女の一生」な鉄馬のお母さん(ちょっとアキ姫みたい)とかキャラよすぎ!
    すごいなあ、氷室さんは。という感想になるのです、結局。

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著者プロフィール

氷室冴子(ひむろ・さえこ)
1957年、北海道岩見沢市生まれ。 1977年、「さようならアルルカン」で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞し、デビュー。集英社コバルト文庫で人気を博した『クララ白書』『ざ・ちぇんじ!』『なんて素敵にジャパネスク』『銀の海 金の大地』シリーズや、『レディ・アンをさがして』『いもうと物語』、1993年にスタジオジブリによってアニメ化された『海がきこえる』など多数の小説作品がある。ほか、エッセイに『冴子の東京物語』『冴子の母娘草』『ホンの幸せ』など。 2008年、逝去。

「2021年 『新版 いっぱしの女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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