ラザロ・ラザロ

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 39
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086090629

感想・レビュー・書評

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  • 装丁にひかれて古本屋で買ったハードカバー。

  •  死人と薬を巡るハードボイルドサスペンス……になるのかな?
     流麗な描写で読者を飽きさせずに読ませる力量はさすが、文句なしに面白い。

     ただ、レーベル間違えてないか?という気が少し、貴腐人向けなら爆発的に売れたんじゃなかろうか。一般書籍にあるのはやや違和感。
     でもそれに向けるにしては、ヒロインの位置づけがあやふやで……個人的には、後輩と仲良く(変な意味ではなく)人生楽しむぜのほうが好みだった。
     物語としては落ちはついたんだけど、それぞれの登場人物の落ちとしては、落ち着かない感じでした。

     お姫様がいつか幸せにっていうのは「ガール」以降のおやくそくなのかな。

  • 製薬会社、医院、代議士、地上げ屋などのそれぞれの思惑が謎のまま絡み合い、どうなるのかと思っていたら、あっという結末に。美しすぎる男廣田のスマートな外面の中に隠された不器用ながんばりが、周りの人間をほっておけなくするのだろう。廣田の上司の岩崎が懐の深さで魅力的だった。

  • シャアの時も思ったのですが、シャワーを浴びるときはドアを閉めたほうがいいと思います。

  • 何故か何度も読みたくなるのはこの人の文体が好みだからなのか…本当にこんな事があったらすごい事だ。確実に年を取っていくのに、老いる事はない。やっぱり老いていくってのも良いものなのかも。

  • ある特効薬を巡っての争い。と思いきや、何を求めているのかわからない連中が襲ってくる。目的は何なのか?どうして襲われるのか?そして首謀者誰なのか?わからない。けれど、ヒントはそこら中にちりばめられている。久々に一気に読んだね。好き

  • あの二人がゲイである必要はあったのか…?後書きの「耽美小説を書いてと言われて〜」に納得。
    内容はちょっとややこしいのでリベンジします。

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著者プロフィール

図子慧一九六〇年、愛媛県生まれ。八六年「クルトフォルケンの神話」で第八回コバルト大賞を受賞しデビュー。ライトノベル、一般文芸書を多数執筆。主な著書に『アンドロギュヌスの皮膚』『ラザロ・ラザロ』『愛は、こぼれるqの音色』『5分でわかる10年後の自分 2030年のハローワーク』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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