XAZSA ver.1 (XAZSAシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
3.56
  • (14)
  • (18)
  • (41)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 147
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086116466

作品紹介・あらすじ

夜の銀座の街角で、休業中のギタリスト早水京平が偶然出会った少年・ザザ。不思議な魅力を持つ彼は、天才少女浅見優亜によって作られた国家機密級の機械人間だった。ひとつの大きな夢のため人間になろうと優亜の保護下を飛び出したザザは、必然的に京平を事件にまきこみ、現在は早水家に居候中である。様々な人々の中で日々、人間らしさ体得に励むザザだが-。シティサイバーファンタジー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 病院通いしていた頃、病院の蔵書にあった本。
    普段はなかなか読まない分、病院では読書が進む自分…(苦笑)
    今の本屋さんではなかなか見つけにくい掘り出し物(かつてのベストセラーとか)が多かったりするんですよね、病院の蔵書って。

    作者の若木未生さんもお気に入りだというこの作品。
    スピーディでハイテンションで面白くて、一気読み。
    人間になりたい機械人間(マシノイド)のザザが健気で可愛い。
    ザザを街で拾い、一緒に暮らすことになってしまった元ギタリストの京平さんも面白カッコいいw
    ゼロは任務遂行最優先の冷たい奴だったけど、最後のセリフは良かった。
    京平の義弟(実弟じゃないのが微妙で絶妙)で家事が得意な真砂(まさき)も、
    京平に憧れてる歌手志望の女の子も、
    ザザとゼロの生みの親である天才お嬢様の優亜も、
    登場人物が皆魅力的。
    夜と都会と音楽(特にロック)と人間への愛を感じる。
    あと、男子達のわちゃわちゃも(笑)
    若木さんのテンション高いあとがきも楽しい。
    昔のコバルト文庫は面白いです。

  • 久々に読み返した。

    前はただ恥ずかしいような照れ臭いような気持ちにだけなった「ピアノ・ソング」が染みた。
    あと、これは変わらず、「月に吠える」のひとみちゃんがすき。

  • 機械人間と人間の出会い。
    素直な素直な青年といろんなことを放棄してしまったおにぃさん。

    人間になりたい機械、ザザの話。
    京平さんの人生のきっかけにはなってくれた。
    あこがれちゃう真砂くんのお友達との学校の話。
    日常生活とかけ離れたところを見つかっちゃう。
    体育祭では、若木さんめっちゃ楽しんでる感じw
    別シリーズの登場人物が出てきて、くすり。
    箱入り天才少女とザザのかわいい話。

    なんかほっこりした気分になれる。

  • 再読。やっぱり好きだな。
    甘々の「ピアノ・ソング」が特に。
    何度も何度も読み返している。

  • 八つ墓村を昼間に読み終わって、
    夜は短くて軽いのが読みたくなったので
    これをチョイス。

    ちょっとのつもりが時間を忘れました。

  • 可愛いなぁと思います
    キョーヘーさんダッシュが好き

  • サウンドドラマも好きでテープが伸びる程聞いてましたよ。

  • 小学生のころ大好きだった一冊。この頃のコバルト文庫はなかなか好きでした。
    天才科学者である少女から作られた機械人間(マシノイド)のザザが、人間になることを夢見て街に飛び出すお話。
    彼を支え、彼に影響を受けていく周囲の人々の変化が心にズシンときます。
    電話ボックスがラボラトリーを繋いでいるエレベーターとか……ケータイが普及した現代じゃ、ちょっと考えられないですよね…(笑)

  • 今でも時々読み返したくなる、ぽっと心の温かくなる名作

  • 1.2と「メカニックスD」があります

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1968年生まれ。早稲田大学文学部中退。89年、大学在学中に第13回コバルト・ノベル大賞佳作入選。同年のデビュー作、『天使はうまく踊れない』に始まる《ハイスクール・オーラバスター》シリーズは、昨2021年、完結した。同シリーズを筆頭に、《イズミ幻戦記》、《グラスハート》など、多くの人気作を持つ。近作に、『われ清盛にあらず』『ハイスクール・オーラバスター・リファインド 最果てに訣す』、『ゼロワン』、『永劫回帰ステルス』などがある。

「2022年 『戦をせんとや生まれけむ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

若木未生の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×