神々の山嶺 5 (集英社文庫(コミック版))

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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086185318

感想・レビュー・書評

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  • モデルとなった森田勝の本も読みたくなった。つくづく山屋は音楽と通じると再認識。商業主義的な登りもあれば、己の信念だけのための登りもある。これを読んで魂は震えたか。

  • 山にハマり始めた父の薦めで読んでみた。アツい。
    かつてマロリーが言った「そこに山があるから」という山登りの理由も、主人公の羽生は「そこに俺がいるから」といった。自分には山しかないとも言っている。何かを成し遂げるにはそのくらいの覚悟と責任がなければできないんだろうなぁ。

    足が動かなければ手でゆけ
    手が動かなければ指でゆけ
    ゆびがだめなら歯で雪を噛みながらすすめ
    歯もだめなら目で歩け
    目でにらみつけながら歩け
    目でもだめだったら、ほんとうにどうしようもなくなったら
    思え ありったけの心で想え

  • おー。盛り上がったー!
    だからカメラマンが主人公やったのか。
    おもしろかった!

  • 5巻読んで、感動した。登山に興味を持って、長谷川氏や森田氏などモデルの人の生涯も調べた。まんがでここまで表現できるなんて!この夏の間違いなくエポックとなった。

  • 夢を持ち、その実現のために周到な準備を行う。得るもののためには犠牲が生まれることも厭わない覚悟。「凛」とさせられる。

  • すばらしい小説、「神々の山嶺」漫画版最終巻!!

  • 「そこに山があるからだ。」
    山に登る理由を聞かれて登山家ジョージ・マロリーはこう応えたそうです。

    マロリーとアーヴィンはエベレストへの世界初登頂への挑戦の途中に消息を絶ちました。

    これはそんなマロリーが持っていたカメラがネパールで偶然見つかるという事から始まる2人の山に魅せられた男、山岳写真家の深町と孤高の登山家羽生の話です。


     足が動かなければ手でゆけ

     手が動かなければ指でゆけ

     ゆびがだめなら歯で雪を噛みながらすすめ

     歯もだめなら目で歩け
     
     目でにらみつけながら歩け

     目でもだめだったら、ほんとうにどうしようもなくなったら

     思え ありったけの心で想え


    これほどまでに強烈な意思を全身めがけてぶつけてくる言葉を僕は読んだことがない。
    これから何度となく読み返すんでしょうね。

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著者プロフィール

1947年、鳥取県鳥取市出身。アシスタントを経て、1975年『遠い声』で第14回ビッグコミック賞佳作を受賞。『「坊っちゃん」の時代』シリーズ(関川夏央・作)で手塚治虫文化賞マンガ大賞、『遙かな町へ』『神々の山嶺』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。アングレーム国際漫画祭最優秀脚本賞など、海外でも数多くの賞を受賞。

「2022年 『サムライ・ノングラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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