戦う司書と虚言者の宴 (スーパーダッシュ文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 281
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086303729

作品紹介・あらすじ

武装司書たちは、宿敵・神溺教団を滅ぼし、年に一度のパーティーを楽しんでいた。その会場に、館長代行ハミュッツが命を狙う「魔女」オリビアが現れる。武装司書の崩壊は彼女に予言されていた。オリビアは見習い司書ヤンクゥらに接近し、ハミュッツに不審を抱いた武装司書たちは結束を始める。凄絶な冷戦の行く末を制するのはどちらの美女か!?『本』をめぐる壮大なファンタジー、新人賞大賞受賞シリーズ、大激震の第7作。

感想・レビュー・書評

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  • また、今回もやられた。

    読み終わって毎回思うこと。
    この人ほど読み手を裏切る筆力を持ってる人はいない。

  • 【2024-030-1687】図書館より。再読。

  • 武装司書たちは、宿敵である神溺教会を滅ぼし
    年に一度のパーティーを楽しんでいた。
    その会場にはハミュッツが命を狙う
    オリビアも招かれていた。
    一方でノロティと同じ島の出身である
    見習い司書ヤンクゥはノロティを殺された
    憎しみを捨てられないでいた…

    いつもの派手な戦いはなく、新章に入り
    オリビアの策略が活きる
    物語の幕を下ろす前の休息話という感じでした。
    どう終わるんだろう…と楽しみです。

    ミンスが好きだったのでミンスの目指す
    神溺教会の方向性がミンスらしくてほっとしました。
    だけど神溺教会がこういった善良な方向に
    向かってどうやって話を終えるんだろう…

  • 読了。

  • 今までの激しい展開から一転。
    激しい戦闘がないぶん物足りないけど、水面下でバンバンいろんなことが起こる起こる。
    いろんな人達の思惑が見えてきて絡まり合い、これが後々どうなるのか。

  • がーん、ということでこちらへレビュー再掲。
    読了。
    やりたいことは分かりますが、分かりにくくするだけな実験的な構成だったかなと思いました。というのは、あの構成にした意味が分からなかったので。
    ストーリー自体は好きな方向だったので楽しめました。

    えー、まずはオリビア。
    うーん……微妙です。多分全ての原因は前巻を読んでいないからですね。
    頭脳タイプのキャラは好きなのですが、一般人にしては頑張ったねクラスだったのが頂けないのです。

    次にヤンクゥ。
    彼は良かったです。シロン同様、生きたキャラになっていました。
    二兎追うものは一兎をも得ず、にならなくてホントに良かったです。欝展開は嫌いなので。
    シュラムッフェンの再登場も良かったですね。勇者武器は大好きです。2秒先が予知できる程度のマットさんなんかじゃ太刀打ち出来る性能の武器ではないと思うのですが、マットさん強キャラなんでしょうか?2-6巻を読んでいればなっとくなのでしょうね。読んでいないので・・・でも、人間の行動半径って2秒程度じゃ10メートルもないはずで、シュラムッフェンの射程は60m?うーん。

    まぁ、多分束の間の休息回だったのかなという印象でした。
    1-6巻までの緊張を解くためのものだったのでしょう。張り詰めすぎると読者は付いて来ませんしね。

    否定的な意見ばかり述べてますが、面白かったです。
    意見が否定的なものに偏るのは悪い癖なのです・・・

  • オリビアはすげぇ策略家やなぁ。
    最後にやっとこの題名の意味がわかりました。
    あと、ミンスが新しい楽園管理者になって、ホンット、良かった。
    ホンマに次の展開が楽しみです。

  • そして…平和?
    回想シーンというか、過去振り返りつつ~状態かと思いきや
    現在進行形といいますか、割と平和もの?

    上層部だけが情報を持っているので、ちょっと下層部が
    ものすごい事になってるというか、扱いやすいというか…。
    しかしまぁ、これを全部押しつけられたら、そりゃもう大変です。
    お仕事お疲れ様、と言いたいです。
    何せあの集団ですし。

    いやでも、かませ犬と思っていた青年は
    死んでも色々使われています。
    あわれと言うか、死んでるから使いやすい?
    秘密を守るためなら、手段を選ばない、の具体的例を
    目にした気分です。

  • 前巻で一区切りがつき、新章突入といった趣の今巻。新たに神溺教団のトップとなったミンスと彼が目指す新しい教団の在り方が良い。これまでの、幸福を得るためならばどんな手段を採っても構わないという悪徳集団的な思想とは異なり、善意に基づいて幸福を求める。それが今後も目指す通りに進んでくれれば喜ばしい限りだが。

  • まさか彼女が帰ってくるとは…
    しかしなんかなぁ。すっきりはしない。

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