おやつカフェでひとやすみ しあわせの座敷わらし (集英社オレンジ文庫)

著者 : 瀬王みかる

• 集英社 (2017年3月17日発売)

作品紹介・あらすじ

鎌倉に近い丘の上の住宅地に、年の離れた三兄弟が営む古民家カフェが建っていた。そのカフェで座敷わらしを見ると幸せになれるという噂につられて、帆南は店を訪れるが……。ほっこりあやかし物語。

感想・レビュー・書評

[葉月さんの感想 · 2024年2月2日]

座敷わらしに会えると幸せになるという噂のある古民家カフェを訪れたとても困った人々が救われていくお話。

「たとえ意味がなくとも、最後に出来うる限りの力を振り絞り、努力してみることもしなかった」
人との出会いでそう気付き、変わっていくのが良かったです。
前向きな気持ちが幸運を呼べるのかな。
難しいけれど、そうありたいです。

[永杜さんの感想 · 2021年8月16日]

座敷童がいる、と噂のカフェに
今日も疲れたお客さんがやってくる。

連続短編で、舞台は座敷童のいるカフェ。
そこに疲れてどうしようもない人達がくるのですが
驚きの『お客様』もいたり。
最後は座敷童本人？　の回想がついてました。

最初の話は、よくあるというか、王道というか。
次は驚きのお客様で、最後は…色々辛い状態。
全てきちんと『幸せ』があるのが、良かったな、と。
姉弟たちも幸せそうですしｗ

[arukudesuさんの感想 · 2018年7月23日]

座敷わらしちゃんが見えたことがきっかけでどん底から持ち直す力をもらうそれぞれの姿が心に響きました。

[海さんの感想 · 2017年10月18日]

人生に行き詰った人をわらしちゃんが良い方向へと導いてくれる。
宝くじが当たったかのような、運が向いてきた的な結末の付け方ではありますが、その分明るくほっこりとする内容で、気楽に読めます。

[はっさくさんの感想 · 2017年5月1日]

うのはなさんちよりもまとまった感じのある作品でした。
最後でわらしちゃんのアレコレが明かされていたので、次作品はないのでしょうか……

[つきさんの感想 · 2017年4月26日]

湘南の古民家カフェを訪れる人たちと、
そのカフェを営む年の離れた三兄弟と「わらしちゃん」
にまつわる４つのお話。

ほのぼのしていて読みやすい反面、
いまいち盛り上がりに欠けるというか……
抑揚？起伏？が……という感じでした。