ハケン飯友 僕と猫のごはん歳時記 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086802826

作品紹介・あらすじ

失業したて坂井寛生のもとに派遣されてきた「一緒に飯が食える気楽な仲間」は夕ご飯の時は人間の青年の姿をしているが、その正体は神社の猫・・・!
食いしん坊な「猫」が、ごはんを旨そうにたいらげ、愉快にお喋りをして帰っていく、そんな穏やかでちょっと不思議な無職の日々を送る坂井だったが、
ある出来事をきっかけに親しくなった沖守さんという老婦人の営む小さな茶房「山猫軒」で働くことに。
雇われマスターとして懸命に楽しく働いていた。
そんなある日、「山猫軒」からの帰り道、坂井と猫は体調を崩して道端で蹲る若者に出逢い・・・?
夏から冬へ、めぐる季節と泣いて笑ってごはんの日々。
肉球と、紅葉と、ブッシュドノエル。
じんわり美味しい幸せを「僕」と「猫」と一緒に。

感想・レビュー・書評

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  • 突然の予期せぬ出来事に読者としてとてもドキドキ‼️。いつどうなるのかわからない日々⏰。日頃から感謝や思いやりなど口に出して相手にきちんと伝えること、当たり前の日常がどれだけ幸せなことなのか、ふんわり優しい2人の姿に改めて気付かされた

  • ハケン飯友2作目。
    夏〜クリスマスあたりまでのお話。

    猫もすっかりいることが当たり前の生活。
    そんな猫が来ない。行方不明に。
    叶木神社の神様にお願いした主人公は諭吉さんを納めて、
    猫を探しにはるばる神戸まで。
    実はこの神社の神様、すごいんじゃ…

    沖守さんとの毎日も、心が穏やかになるような素敵な毎日で、
    主人公が沖守さんの気持ちを汲み取りながらも自分の意見を出しつつ、猫の一声!のような、
    誰一人として欠くことなく、この先もこの日々がずっと続いていって欲しいと願ってしまう話の数々。

    いろんな話がこの先もどんどん出てきたらいいのに。

    ところで、いつから猫は日中も話せるようになったのか?
    1巻では話せない設定だったのに。笑

  • 心がほっこりとあたたまるお話だった。

  • 猫ちゃんが、とても面白いなって思います。ほのぼのして良いお話しです。

  • 大好きなシリーズ。長く続いて欲しい。
    このシリーズ読むとお腹へる。
    猫良いなあ。

  • 沖守さんとの関係も凄く良いところで落ち着いてるし、猫とも仲良くて、ほっこりできる内容になってます。猫の事は本当に大好きで大切な気持ちが伝わってくるので、このままずっと友達でいられたらと願います。

  • 猫と美味しいもの、平和。癒し。

  • 「猫は何を招く?」
    厳しい上司に。
    自身の体調を管理出来ていなかったのは事実だが、だからといって叱るばかりで看病しないのは間違いだろうに。
    もしも自分の子供が同じ目にあっていたら、平然とした顔で礼を言えるのだろうか。

    「猫はたまにやらかす」
    神頼みの末に。
    これだけ近隣の人に愛されていれば警戒心も薄くなるだろうが、いくらなんでも連れ去られたとは思わないよな。
    野良猫なら大丈夫と思ったのだろうが、嫌がっているのに無理矢理はダメだろうに。

    「肉球ともみじ」
    出店はせずに。
    お店の雰囲気から食器など全てが揃っているからこそ、お客様を最高のおもてなしをすることが出来るのだろう。
    今までにない挑戦ではあるが、楽しめそうなのであれば選択は間違いでないのだろ。

    「猫とツリーとブッシュ・ド・ノエル」
    素朴な料理に。
    思い出を更新するのは新たな楽しみにはなるだろうが、大切な思い出の場所はそのままにしておきたいだろうな。
    たまには童心に返り、小難しいマナーは抜きにして食べるのも特別な楽しみ方かも。

  • ここまで全てが上手くいくことなんて無いけどそれがいい。

  • この言葉はあまり使いたくないけど…この作品以上に「ほっこり」する物語はあまりない。

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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