京都伏見は水神さまのいたはるところ ゆれる想いに桃源郷の月は満ちて (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
3.55
  • (4)
  • (9)
  • (15)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 121
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086803007

作品紹介・あらすじ

幼馴染みで造り酒屋『清花蔵』の跡取り拓己と水神の化身シロに世話を焼かれながらも、しっかりしなくちゃと奮起中の女子高生のひろ。
蓮見神社の宮司を務める祖母はな江の仕事である水にまつわる相談事の手伝いも、少しずつだができるようになってきている。
大きな台風が通過した後の秋のある日、地蔵盆の手伝いをしていたひろは、寂しげな少女・奈々のことが気になってならなかったのだが奈々の心はなかなか開かれず…。【一 野分けの後】
高校の文化祭で和風カフェをやることになったひろ。老舗の和菓子屋さんの跡取りの先輩に干菓子作りをお願いすることになったのだが…【二 月見うさぎの探しもの】
十月に入り『清花蔵』にも杜氏と蔵人たちが戻ってきて酒造りが始まっていた。しかしある日、寺や神社に奉納する予定だった搾りたての新酒を何者かが奪っていく騒ぎがあり…それは人ならざるものの仕業とふんだひろと拓己。そんな折、ひろの祖母で蓮見神社の宮司であるはな江が怪我をして…【三 桃源郷の終わり】
貴船の山々が紅葉の錦で輝き、薄野に満月が輝く夜。美しい季節の訪れは、ひろの心にも変化をもたらして…?

京都伏見を舞台に繰り広げられる、水にまつわる事鎮め、ほっこりじんわり第4弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 4冊目。もどかしいのが少し進んだかもしれない。
    2020/8/21

  • お互いにすこしずつ自覚しているけどもどかしいところもまたよかった。。白にもいろいろな大事なものができてきて。早く、続きが読みたいです。

  • やっとひろが拓己への恋心を自覚した!そして拓己も見えない振りしてたのを止めたので、両片想いがもどかしい!拓己の皆に優しいは確かに残酷かもしれない…シロに片想いする花薄も切ない。シロとひろはずっとは一緒にいれないから、どう決着つけるか楽しみです。

  • 第4弾は主に貴船の話。組み立てとしては面白い

  • 密かに惹かれる人が出てきた〜と思ったら拓巳に潰されてく(笑
    拓巳もかなり自分の想いに蓋ができなくなってるし、ひろは周りの事もありやっと自分の想いに気付けた
    でもお互い今の関係を壊したくないと思ったら進めないよね〜
    特に拓巳の人への態度を見てたら余計にだよね

  • お互い両思いなのにもどかしい。

  • 花薄好きです!
    すごく美しい!シロとお似合い❗️
    拓己とひろもどうなるかな?ドキドキ✨

  • ひろが凄くしっかりしてきました。シロの世界も広がってきていて安心します。やっと恋心にも目覚めてくれたので今後が楽しみ。

  • 2020年1月集英社オレンジ文庫刊。書き下ろし。シリーズ4作目。野分けの後に、月見うさぎの探しもの、桃源郷の終わり、の3つの連作短編。不思議な声が聴こえるひろの事件解決が面白い。ひろ、拓己、シロそれぞれの成長も楽しく、次巻が楽しみになります。シロが、呼ばれていたという指月という名が味わい深いです。

全12件中 1 - 10件を表示

相川真の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×