掌侍・大江荇子の宮中事件簿 弐 (集英社オレンジ文庫)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086804578

作品紹介・あらすじ

「ありがとう。私のために主上(帝)をゆすってくれて」
四季折々の宮中行事と人間模様が織りなす平安トラブル絵巻、待望のシリーズ第2弾!

定年退職を目指して給料分はまじめに働くことが信条の内裏女房の大江コウ(※)子(おおえこうこ)。
だが中宮の不貞と帝の不敬という、いらぬ秘密を知ってしまい、最近は給料外労働が発生しがち。
そんな中、亡き先帝の母で帝と血縁のない皇太后が帝への非難を胸に参内し、難題を突きつけてきた。
解決策のない要求に宮中は右往左往するが、コウ子は宮中行事を利用したある奇策を思いつく――。
こじれた他人の噂はおもしろい。渦中にさえいなければ。
帝の寵愛を乞う女たち、秘めた恋、そして…。
無関心を装っても、火の粉は向こうからやってくる。
平穏に暮らしたい女房が宮中のトラブルを華麗に解決!?

※くさかんむりに行

感想・レビュー・書評

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  • 今回は読み終えるまでに時間がかかってしまった(;^_^A

     浮気読書もしてましたし、あと読みながら源氏物語との重なり合いのようなものを感じてしまいまして……。

     平安を舞台にした作品の宿命ですね。

     続きをどうするかはわかりませんが、今回も楽しませていただきました。

  • 個性的なキャラがいっぱいで楽しい。荇子と征礼が真っ直ぐなこともあって、曲者な帝の行動が凄く良い感じで物語りに深みを出していて面白いです。

  • 平安後宮女官お仕事シリーズ、新しいのは無理な設定もなく良いです。主人公のお相手が幼馴染というのがお決まりな感じですが、まだまだどうなるかわからないところがワクワクします。これから帝や直嗣とか絡んできそう?宮中行事に絡めて描かれているところが良いですね。衣装や女官の仕事など平安後宮の暮らしぶりを想像したりするのは楽しいです。1巻とずいぶん間が空いて読みましたが、程よく説明もされていてわかりやすい。

  •  身内を見ていて結婚に対して希望を持たない荇子。幼馴染の征礼とも友達以上恋人未満な関係だったが、帝からの助言で少しずつその考えが軟化していくのが嬉しいです。ラストのやりとりで今後の関係が進んでいくのに期待大です。

  • うーん、平安あや解きと比べると何か不足しているなあ。思い切り?

  • 前作に引き続き、面白かった!表紙がラノベっぽいのですが、意外と内容の濃い平安お仕事小説です。なかなか恋が進展しないのがもどかしいけど、ドキドキしつつ読んでいます。

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著者プロフィール

埼玉県出身、佐賀県在住。「平安あや解き草紙」「なりゆき斎王の入内」シリーズをはじめ、数々の人気シリーズを執筆。その他の作品に『西陣あんてぃく着物取引帖』『お師匠さまは、天神様』『後宮の薬師』『掌侍・大江コウ子の宮中事件簿』などがある。

「2023年 『華は天命を診る 莉国後宮女医伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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