誇りと抵抗 ―権力政治を葬る道のり (集英社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087202489

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  • 誇りと抵抗―権力政治(パワー・ポリティクス)を葬る道のり
    (和書)2013年01月22日 13:16
    2004 集英社 アルンダティ ロイ, Arundhati Roy, 加藤 洋子


    グローバリゼーションとか民営化とかインドに凝縮されているのかと思えば日本も同じなんだ。アルンダティ・ロイさんの仲間になるのは自分自身に矛盾はない。僕は日本で活動すべきなのだろうと思う。どう現実を批判していくか?なんだか絶望的だけど元気になる気がする。

    アルンダティ・ロイさんお薦めのノーム・チョムスキーを読んでみようと思う。

  • ※ アルンダディ・ロイ『民主主義のあとに生き残るものは』(岩波書店)のレビューを参照。

    http://booklog.jp/users/ujikenorio/archives/1/4000248650

  • [ 内容 ]
    1997年度英ブッカー賞受賞のインド人女性作家、アルンダティ・ロイは、人権の抑圧に抵抗する政治活動でも注目されている。
    急速なグローバリゼーションや米国の圧力、強圧的なインド政府によって生きていくことが脅かされてきた人びとの力になるために、自らの良心に従って積極的に発言しつづける。
    権力政治が人びとを脅かす現代インドの過酷な状況や、国際社会の矛盾を鋭く批判するエッセイ六篇を集めた、心に響く論文集。

    [ 目次 ]
    女たちは気づいている…“専門家”には任せておけないことに
    アヒンサー(非暴力の抵抗)
    市民が異議を申し立てる権利
    ノーム・チョムスキーの孤独
    聖者が町から出てゆく―マーティンとモハンダスとマンデラの不思議な運命
    権力政治―ルンペルシュティルツキンの再来

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    [ 参考となる書評 ]

  • こんな生き方好き。
    かっこよすぎです。活動家。

  • 97年に『小さきものたちの神』でブッカー賞を受賞したアルンダティ・ロイ。最近あんまり名前を聞かないなぁと思っていたら、政治活動に身を入れていたらしい。

    この本でも、グローバル化の波に引き裂かれそうになっているインドを救おうと、声を張り上げている。私の記憶が正しければ、ロイは法廷侮辱罪に問われ刑務所に入れられたことがあるはず。

    自身は著名人で勝ち組に入っているのに、インドの貧困者層のために勇敢に戦う姿に、ひたすら感銘を受ける。今後も目を離せないインド版チョムスキー。

  • タイトルから想像していたのとはちょっと違う内容だった。というのは、もっと抽象的な話かと思っていたんだけど、インド政治の現状とかアメリカの介入とか、そういう具体的な話で、逆に普通に日本で安穏と生活していたら絶対に知ることなんてなかっただろうと思うことが多くて、学ぶことが満載だった。アンダンティ・ロイの作家としての使命にとても感服しました。

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著者プロフィール

作家。ニューデリー在住。1997年に長編小説『小さきものたちの神』(DHC、1998年)でブッカー賞受賞。その他の著書に『わたしの愛したインド』(築地書館、2000年)、『帝国を壊すために』(岩波書店、2003年)、『誇りと抵抗――権力政治を葬る道のり』(集英社、2004年)、『民主主義のあとに生き残るものは』(岩波書店、2012年)など。

「2013年 『ゲリラと森を行く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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