- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087204933
作品紹介・あらすじ
06年サッカー・ワールドカップ決勝戦で、ジダンは何に激怒してマテラッツィに頭突きをしたのか。この問いかけから、イスラム教徒(ムスリム)は、何に怒っているのか、そして我々のイスラム理解はいかに間違っているか、なぜ西欧はイスラムを執拗に嫌うのか、をわかりやすく解きほぐす。ムスリムに対してしてはいけないこと、そしてそれはなぜいけないか、なども豊富な実例つきで解説。異文化交流への道を探る。
感想・レビュー・書評
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最近の世界情勢から、さすがにもうちょっとイスラムのことも知らねばな・・・という気になってきて、とりあえず読んでみた本。入門書として、非常に分かりやすく読みやすかった。勉強になったー。
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知りたかった疑問が体系的に理解できた。
ムスリムを誤って判断していた。
過去の情報操作によるものなのだろう。次はイスラエル建国について読んでみたい。 -
パレスチナ問題やデンマークのムハンマド風刺画の件などの具体的な時事や歴史的背景から、非ムスリムが超えてはならない一線とは何かについて解説した本。高校の授業で無理やり暗記しただけの中身のない知識に血肉が付いていき、イスラム圏のニュースの見方が変わる。同著者の「イスラム-癒しの知恵」とともに読むとさらに理解が深まって面白い。
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イスラーム世界から見たキリスト世界は新鮮
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2014.10.13 マララのノーベル平和賞受賞にあたって、反対のイスラム主義側の立場の考え方も理解しておきたい。
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・3/26 読了.うすうすそうじゃないかなと思ってたんだけど、キリスト教徒や欧米人はムスリムをわざと怒らせて反発したら危険なレッテルを貼ろうという意図があるんじゃないか.これを読んでますますその可能性が高いのではと思った.人種的にもムスリムを卑下したい、ちょうどアジア蔑視と同じ感情かもしれないね.自分達より優れた面があるというのが気に食わない、コンプレックスの裏返しだね.
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ムスムリが怒るのは決してイスラム教がゆえではない。西欧社会の一方的な価値観の押しつけが起こしている。過激なイスラム主義者は一部である。正しいイスラム教への理解がなければ暴力の連鎖はなくならない。
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イスラムの女性にとって髪は性の対象であり、晒すのは恥づかしいことだそうです。知らなかった。だから、スカーフをすることは、ブラをするのと同じ意味があります。一方的に外すのを強制してはいけませんね。多様な文化と共存することは、相互に尊重しあうことです。基層的なことで知らなかったことが多く、啓蒙の書になりました。