琉球建国記 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087443783

作品紹介・あらすじ

15世紀、琉球王国・勝連半島。腐敗した政府を倒そうと、立ち上がった者たちがいた! 民衆の英雄・阿麻和利(あまわり)の半生を描く、書き下ろし歴史長編。

感想・レビュー・書評

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  • 矢野隆『琉球建国記』を細谷正充さんが読む。「十五世紀琉球の熱き物語」 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
    https://www.bookbang.jp/review/article/730906

    琉球建国記/矢野 隆 | 集英社 ― SHUEISHA ―
    https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents_amp.html?isbn=978-4-08-744378-3

  • 面白かった。一気読み。
    阿麻和利の話はなんとなく知ってはいたけど、史実とフィクションがどこまで織り混ざっているのだろう。興味が持てて良かった。阿麻和利とか、護佐丸とか、尚泰久とか、金丸とか、僕らは知る必要があるよな、沖縄の歴史について。
    もっと知りたい。

  • 護佐丸、阿麻和利、歴史書のなかでの人々が、生き生きと蘇った

  • 勝連按司加那(阿麻和利)が物語の主人公。悪政に苦しんでいた勝連を救い按司になるが、琉球王国を建国した尚巴志の5男で第6代国王となった尚泰久の命で中城按司であった護佐丸(尚巴志の三山統一に功あり)の乱を鎮圧し、阿麻和利の乱で敗死するまで(尚泰久の腹心金丸の策謀)が描かれている。尚、金丸は後にクーデターにより第一尚氏王朝を倒し、尚円王として第二尚氏王朝を樹立する人物。

  • 15世紀、琉球王国の歴史をもとにした長編小説。

    登場人物がとにかく魅力的。格好良い。
    映像で見てみたい作品。
    沖縄、琉球の歴史はあまり知らなかったけど、なかなか興味深かった。

  • 史実を元にした小説で、沖縄好きとしては。けっこう面白かったけど、語り手のキャラが微妙なのと、最後が若干尻すぼみで…ラストは史実がそうだから仕方ないか。

  • 歴史上の人物「阿麻和利」を、再評価するような作品。正史『中山世鑑』には、琉球王朝に反旗を翻したように描かれているが、地元では善政を敷き民からも慕われていたようだ。そこには誰かしらの何かしらの思惑を感じる。

    登場人物達が皆人間味に溢れていて、魅力的に描かれている。

  • 15世紀、琉球王国。民衆に悪政を強いる勝連城主を倒した阿麻和利と王位を巡る内乱を経て国王となった尚泰久、金丸との対立。琉球王国の興亡を、それぞれの熱い生き様を描く歴史長篇。

  • 矢野隆さんの作品は、なかなか書店で見つからないので、久しぶりに読んで、やっぱり、凄く面白かった。澤田瞳子さんの解説も矢野隆さんの素顔が垣間見えて良かった。

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著者プロフィール

1976年福岡県生まれ。2008年『蛇衆』で第21回小説すばる新人賞を受賞。その後、『無頼無頼(ぶらぶら)ッ!』『兇』『勝負(ガチ)!』など、ニューウェーブ時代小説と呼ばれる作品を手がける。また、『戦国BASARA3 伊達政宗の章』『NARUTO-ナルト- シカマル新伝』といった、ゲームやコミックのノベライズ作品も執筆して注目される。’21年から始まった「戦百景」シリーズ(本書を含む)は、第4回細谷正充賞を受賞するなど高い評価を得ている。また’22年に『琉球建国記』で第11回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。他の著書に『清正を破った男』『生きる故』『我が名は秀秋』『戦始末』『鬼神』『山よ奔(はし)れ』『大ぼら吹きの城』『朝嵐(あさあらし)』『至誠の残滓(ざんし)』『源匣記(げんこうき) 獲生伝(かくしょうでん)』『とんちき 耕書堂青春譜 』『さみだれ』『戦神(いくさがみ)の裔(すえ)』および『THE LEGEND&BUTTERTLY』(ノベライズ)などがある。

「2023年 『戦百景 大坂冬の陣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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