幻の翼 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1960
感想 : 164
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451672

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったが、一作目よりも少しスピードダウンしてる感じ。
    ドラマを見てないが、ロボトミー手術のシーンはどうしたんだろうか?

  • ドラマから原作をチェックという流れ。
    Season2の【幻の翼】の原作…って言われても
    ドラマ版と内容は別物。
    だけど、原作は原作として楽しむことができた。

    描写が凄まじ過ぎて、“映像化不可能”と言われるのが
    分かる気がした。

    ドラマ版の方がより新谷について掘り下げている印象。

  • 図書館で借りて読了。ハードカバー版。

    一冊目は一応ドラマと同じ設定の部分がありましたが、こちらに至っては同サブタイトルのwowowドラマともはや何の共通点があるのか…?という状態でした。
    また、全編通して倉木がほぼ敵に捕まっていたり、明星がその倉木の事で頭が一杯だったり。津城のやろうとしていることはともかくやり方がけして肯定できるものでは無かったり。
    あと全体的に陵徳会病院の描写が陰惨で割と読むのがキツい部分が多かったですね…。
    話としても北を絡めつつ本筋ではないので半端な扱いだったり。
    新谷の登場が少な目なのも残念でした。
    まだ続刊を読みたい気持ちはありますが、これ一冊では若干消化不良な感想が残ります。

  • 20150823

  • 百舌シリーズにとりかかる。謎ストーリーというより、アクション・サスペンスだな。テンポよく奇想天外な事態が進んで行く。

  • 百舌の叫ぶ夜の続き。新谷和彦は生きていて、北からのスパイなのか。明星美希と倉木尚武の関係にも目が離せない。一気に読み切った。

  • TVドラマ『MOZU Season2』の原作。

    …とは言っても、これまた、国の設定が違ったり、色々なエピソードがあったりなかったり。

    <以下、ネタバレです。>

    前作で、百舌こと新谷宏美は死んだはずだったけど、再び百舌現る!
    それは、崖から突き落とされて死亡したと思われていた新谷和彦(@宏美の兄)で、海で某国の工作船に助けられ、工作員として日本へ戻ってきた、と。
    で、宏美を死に追いやった事件を調べ、関係者に復讐を始めたという話。
    その和彦も、ラストで死亡する訳ですが。

    で、ドラマではなかった話で、衝撃的だったのが、
    1.倉木がロボトミー手術をされそうに!!
    2.大杉さん、警察辞めちゃったの!?
    3.え、倉木と明星に子供が!?
    ですかね。
    余談ですが、ロボトミーというと、シャッターアイランドを思い出した私。

  • 前作と引き続き。前作に比べ、行動範囲が狭くなっている点と視点があまり変わらないという点では、あっさりしてます。ロボトミーなど今の時代ではピンとこないことかもしれませんが、私にとってはなじみの知識でしたので、呑み込めました。百舌がどこに潜んでいるか、誰が誰をだましているのか、一気読みしたくなる作品でした。

  • シンガイ(新谷)が、北朝鮮の工作船から、日本に上陸
    北朝鮮のスパイになっていた。
    法務大臣の犯罪を暴くために、倉木は暴露記事を書く。大杉経由で雑誌社に持ち込む。過激な内容で掲載されず。記事の存在が法務大臣側に知られる。倉木はアル中の疑いで都条例で大臣側の病院に拉致。
    大杉の娘も拉致。明星女公安刑事は病院に潜入するが囚われる。
    倉木がアナトミー手術される。医師をシンガイが脅して手術はフェイク。
    大杉が二人を助けにいくが、署長と刑事が銃をもって囚われる。
    3人の処置を決めるところに、ツキ警視正が大臣と登場。
    刑事は警視正のスパイ。シンガイが乱入。シンガイは変装して病院にいた
    足の悪い、看護士。大臣はシンガイが殺害。シンガイも撃たれ死亡
    ツキ警視正は撃たれて意識不明2ヶ月。大杉は退職。
    シンガイは北のスパイ学校から脱出し、日本へ。自分の戸籍を使って活動するスパイを殺し、弟の敵をとった。

  • 悪くないのだが、何か足りない。

    ドラマを観た後に読みました。

    ドラマも小説もまぁまぁって感じ。

    感想が出てこないほど普通の小説ってのが感想ですね。

    ドラマよりスケールは小さいですが、読んで損したっことにはならないと思いますよ。

    ドラマの原作だといっても、過度な期待は厳禁です。

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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