受験必要論 人生の基礎は受験で作り得る (集英社文庫)

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  • 集英社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087453720

感想・レビュー・書評

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  • 林先生の良いところは、受験生や学歴のある人たちだけがすべてではない、がベースにあるところ。本書の中にも、経済的に大学に行けない生徒だっていることを挙げ「勉強は贅沢」と言ったり、受験学力だけでなく「色々な物差しを用意すべき」と提案したり。それを踏まえて、受験とは学歴とは、を語ってくれているのですんなり入ってくる。

  • ひとつのことに打ち込み人生の核を作るというのを実践していきたいと思う。

  • この本は良い。生徒よりも大人が読むべきだろう。林先生が単なる塾の先生ではなく、話す人としてプロであることや、本当に勉強ができるということがよく分かる。何度も出てくる「伝える」ことが難しいこと、話術は技術であること、などはもっと深く知りたくなる。相当な努力家だと思うので、いつまでも林先生へのニーズが落ちないのは納得。是非講演会に行きたいと思った。

  • 自らの大学受験の際は効率的な近道ばかりを追い求めていたため、思ったような結果が出なかったと思う。

    この本とは関係ないが、「遠回りすることが1番近道」というイチローの言葉もあるように、すぐに正解を求めるのではなくそこに至るまでの過程に意味があることを念頭におき、行動すべきだと感じた。

  • 言っていることはすごく正しいと思うが、受験を真面目に考える層とその保護者が対象と思われる内容と表現。

    かつてテレビ番組(YouTubeだったかな?)でやっていたあまり勉強が得意でない子達へ話す内容も同じだったが、やはり表現が異なっていたように記憶している。あたりまえだが、このレベルで頭の良い人でもひとつの言葉で、すべての人を対象にするのは難しいのだなと思った。

  • 林先生の主張に納得してばかりで、反論が思いつかないほど的を射ていた考えばかりだった。

    特に、

    『働き盛りの1番給料が多い1年を失うから、浪人はしないべき』

    という考えに共感した。

    これを含め、この本で得た林先生の考えを自分の進路選択でも活かしていきたい。

    また、林先生が公文式に行って役に立ったと語っていて、驚いた。

    自分も公文式には6年間程行っていたため、無駄ではなかったんだ、と少し安心した。

  • 林先生の知性が随所に散りばめられている美しさ

  • 2019/7/15
    林修先生が今の日本の受験についてさまざまな考えを対談という形で本にまとめた一冊。教育に関係する仕事についている人とか受験生の親御さんとか是非読んだ方がいいと思う一冊。
    この本の中でも彼がさまざまなテレビ番組で主張されている考えとこの本に書いてある内容がほぼほぼ同じである。というか多分この本が先に出されて、テレビに出てその考えを披露する機会が増えた…?
    特にその通りだなと思ったのは、学問とは批判的需要であるというところと、わからない闇をたくさん抱えて生きていきなさいというように導いてあげないといけないというところです。
    勉強にはコレという絶対的な方法はなくて、各々が自分の形を模索して見つけて行かなきゃいけないものであり、勉強していくその過程でできない問題をどう解決しようか考えること自体が大切なのだと何度も繰り返し述べています。
    優秀な人間は環境に文句を言わない、という一文も出てきます。自分の今の仕事の状況にも似たようなことや、当てはまるなあと思うことがたくさんあり、できるところから自分もこうした考え方を取り入れて行かないといけないなと思いました。

  •  林修の塾講師としての経験と、現役時代の勉強の仕方が対談形式で書かれている。理屈で語られる、目的のための手段は著者の人格が現れていて面白い。
     向き不向きを理解して勉強をして行くことが大事だと、そして量をこなしていかなければ身に付かないというのは、基本だけど大事なことで、それを意識して勉強方法を組み立てて行くことが点数のアップに繋がるのだろう。

  • 受験必要論

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著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。東進ハイスクール、東進衛星予備校現代文講師。東京大学法学部卒業後、日本長期信用銀行に入行。その後5カ月で退社し、予備校講師となる。現在、東大特進コースなど難関大学向けの講義を中心に担当。テレビ番組のMCや講演など、予備校講師の枠を超えた活躍を続けている。

「2016年 『林修の仕事原論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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