受験必要論 人生の基礎は受験で作り得る (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087453720

感想・レビュー・書評

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  • 今もテレビでみないことがない予備校講師でおなじみの林修先生が「受験」について語る本。

    誰しもが学校の勉強できる必要はない。いろいろなものさしが必要である。という考えにはまさにそのとおりと同意せざるを得ない。

    また社会に出たら役に立たないかもしれないけど、やり方を変えれば”考える力”を高めることができるかもしれない、と。

    現在の世の中、遠回りをすることが絶対悪で、コスパの良さ・最短ルートを通ることばかりが良しとされる風潮があります。

    勉強に置き換えるなら、自分で考えることをせず教員(他者)がわかりやすく解答と解説を一から十までしていくというやりかたでしょうか。

    「わからない時間の尊さ」

    世の中東大に行くようなレベルの人達以外の人のほうが圧倒的に多いわけです。

    それでもこの本で林先生が述べていることを当てはめることはできると思います。

    そして最後の方の灘高木村先生との対談もハッとさせられました。

    「面倒見が良い」「わかりやすい」

    ことが一番ではないのだと。わからないなりに自分で考え、解決していくことも重要なのだと。

    そのまま同じことはできませんがアダプトして、これからに役立てたいと思います。

  • 読みやすく、なるほどなと思う部分も多い。最後の対談が一番良い

  • 林先生が公文を押しているのは意外だった。
    自分で考えることが大切。
    そして、やっぱり「読書」
    社会に出て必要な力は「創造」と「解決」
    巻末の灘高のキムタツ先生との対談はなるほど〜と為になる。また数年後に読み返したい。

  • 林先生には共感することが多いのだけど、今回のこの本について、私は1回も反論を考えることがなく、最初から最後までずっと「おっしゃるとおり!」と心の中で言い続けていた。受験のことにとどまらず、学校教育全般に至るまで、非常に緻密に考えられた理論構成で、さすがとしか言いようがなかった。2016年に読んだ本で文句なく一番だった。

  • "全員が学校の勉強をできるようになる必要はないが、誰もが豊かな「考える力」を持つべき"(はじめに より)に共感。

  • 「私は気分が乗ってくるのを待つことはない。そんなことをしていたら、何もできない。何よりも大切なことは、まず着手すべきことを知るべきだ」
    とある小説のこの言葉が、「いつやるか?今でしょ!」の元ネタだそうです。
    素敵な言葉ですね。

    この本を読むと優秀な人とその周辺はこうも自分と違うのか、と思わされます。
    私も現実を見据えて堅実に努力を積み重ねよう、と素直になれます。

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著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。東進ハイスクール、東進衛星予備校現代文講師。東京大学法学部卒業後、日本長期信用銀行に入行。その後5カ月で退社し、予備校講師となる。現在、東大特進コースなど難関大学向けの講義を中心に担当。テレビ番組のMCや講演など、予備校講師の枠を超えた活躍を続けている。

「2016年 『林修の仕事原論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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