お伊勢ものがたり 親子三代道中記 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087454574

作品紹介・あらすじ

わけありの武家の女三人と頼りない案内人(御師)の、江戸から伊勢への珍道中。道中でのいくつもの出会いが祖母の、母の、孫の人生を変えていく。心がほっとあたたまる長編時代小説。(解説/杉江松恋)

感想・レビュー・書評

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  • 続けて梶よう子さん。これもまたよかった、東海道を旅するのとお伊勢参りをわかりやすく書いてあるんだけど、なるほど抜け参りがあるくらい人気あったんだ。しかも女性は出来ない事で、武家の家を守るべきが信条の香矢の旅するうちに心が晴れる、娘のことや様々な出会いから得られるものがたくさんあって、本当に色々あった、武次を追いかけて直ぐに亡くなるとかお由を追いかけて見事に救う大立ち回りとか瀬尾を追いかけて間に合って解決するとか、彩姫もそうだね、親子三代の素敵な旅でした

  • 女3人の伊勢参り。
    お金に余裕がある武家の旅という事で、おおらかな女子旅という感じ。
    おっちょこちょいな御師もまじって珍道中になっていて楽しい。
    気軽に読める内容です。

  • 東海道を歩いてみたくなった。今では新幹線のぞみで東京〜名古屋は2時間足らず。あっという間です。毎日20〜30キロを20日あまり、山を越え川を渡り、体力的には現代人の私たちには厳しいかもしれませんが、そんな本来の「旅」をあじわってみたいです。

  • ちょっと詰め込みな気もするけど、人情溢れるよいお伊勢参りの旅だった。
    のんびりとのんびりと旅がしたくなった。
    まつのように、穏やかに物事を受け入れて生きていけたらいいだろうな。
    ゆるゆると参りましょう。

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著者プロフィール

東京生まれ。フリーランスライターの傍ら小説執筆を開始、2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞を受賞。08年には『一朝の夢』で松本清張賞を受賞し、単行本デビューする。以後、時代小説の旗手として多くの読者の支持を得る。15年刊行の『ヨイ豊』で直木賞候補となり注目を集める。近著に『葵の月』『五弁の秋花』『北斎まんだら』など。

「2023年 『三年長屋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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