屋上で縁結び (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.31
  • (2)
  • (12)
  • (19)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 108
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455373

作品紹介・あらすじ

受付嬢として働き始めた苑子の勤務先のビルの屋上には、なぜか神社の鳥居とお社が。縁結びに御利益があると言われているらしく、様々な事情を抱えた人々がそこを訪れていて……。(解説/吉田伸子)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 屋上に神社があるビルの受付に就職したお話。
    設定が面白く簡単に読んでしまった。キャラクターに謎を付けて、後々明らかにしていく、という手法が散見されたのは少し食傷気味だが、続編も読んでみたくなった。

  • ビルの管理会社で働くことになった女の子と、屋上の神社のお話。読みやすい。
    2022/1/17

  • 「少し不思議で心温まるお仕事ミステリー」という巻末のあらすじに惹かれて読み始めた。

    不思議さは、あまり感じなかったかなーー。
    お仕事ミステリーではある。

    主人公の特技がめちゃくちゃ羨ましかった。
    人の顔を覚えるのが得意。
    それって、すごいよいなー。
    自分は、かなり忘れる人なので。。

    こけしの事件は、感情移入をしてしまい、「あー、これをやられたら、辛い」と思った。
    良い方なんだけどね。。。

    恋愛要素が多めなので、なんか、ティーンズな香りがする。。。と、思ったら、著者さん、コバルト出身の方なのですね。
    なんか納得。。

    まあ、とりあえず、続きを読みます。

  • 人の顔を覚えられる特技、いいなぁ!主人公苑子も神主さんも好きだし、話の雰囲気も好き。だけど、そもそも死に別れた伴侶がいる相手はしんどいっすわ…。しかも子どもいるし。苑子目線で読んでたハズが、奥さんに感情移入しちゃって。

  • 楽しめた。続きが気になるところですなぁ。

  • 主人公は、どこにでもいるような女性だが、彼女の長所は「人の名前を覚えること」
    殺人事件など大きな事件は起きないが、“ビルの階段を何度も昇り降りする女性”や“絵付教室で作成途中のこけしが盗まれる”など何気ない日常の中で起こった不思議な出来事を彼女の長所を活かして解いていくミステリー。
    「屋上で縁結び」というタイトルの由来は彼女の職場の屋上に、縁結びで噂になった小さな神社があることからだが、その神社の神主さんの男性との恋愛もあり ほんわかしながら読んでいった。
    続編もあるみたいなので読みたいと思う。

  • 応募した事務ではなくビルの受付担当として再就職した二十七歳の苑子と、こけしの絵付け講座からの窃盗他の謎たち。苑子の現実にいそうな地味さが良い。屋上の分社で三十一歳の神主と弁当とお供え物の和菓子を分け合うランチタイムも微笑ましい。気分を害されても嬉しそうに自信ありげに押す彼のずるさに若干モヤッとした。

  • 人の顔を覚えるのが得意な主人公。少しの謎解きの要素もあるけど恋愛もあってなかなか読みかった。続編もあるのかな?恋の行方がとても気になる。

  • メインのキャラが皆心が綺麗。
    読んでいてほっこりしてくるような、柔らかな物語。

  •  もう一歩書いて欲しいな、その後のことも。

全15件中 1 - 10件を表示

岡篠名桜の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×