迷い子の櫛 むすめ髪結い夢暦 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087456554

作品紹介・あらすじ

女髪結いとして生計を立てる卯野。友人の花絵が「恋を叶える髪結い」という噂を流してくれ、客も増えてきた中、同じ長屋の娘が父親に殴られているのを見てしまい……。書き下ろし時代小説第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 恋を叶えるという娘髪結いさんの物語。図書館で何気に借りてきて読んだが続編らしい。まあ武家娘が何故に髪結いになったかという経緯は所々に書いてあるし、読みやすかった。宇江佐真理の髪結い伊三次捕物余話シリーズを読んでから、髪結いが登場する時代小説は面白いという私の思い込みを裏切らなかった。まだ恋を知らない髪結いの娘が、いろんな娘達の心情に寄り添いながら髪を結って成長してゆく姿が楽しみだ。

  • 面白そうだからと、まだ空っぽのままの花器をを放り出し、お留の小言も振り切って、花絵もついて来たのだ。

  • 人間関係が複雑に。もっと甘い話を期待してしまったので5と迷ったけど星4で。
    虎之介と恋愛が進んでいくのかな。面白かった。少しずつ(ご都合かと思われるくらいに)順調に仕事が増えていってる。
    解説で高田郁さんの小説が例にあがっていて、高田さんもすきな作家さんなので嬉しくなったり頷いたり。ご都合、と思われる面も自分的にはプラスの意味合いです。『みおつくし』シリーズは本当に面白いんだけど、いちいち横やりが入るのがけっこうダメージ大きくて。新作の呉服屋さんのも四巻はなかなか捲る気がおきなくて積んでいる状態で…。読んだらとても面白いのは分かってるんだけど。
    軽く読みたい(といっても話はそんなに軽くない)時にちょうどいい読み物。もっと甘い話読みたいです。

  • 生活的にゆとりがあるのか切羽詰まった感じがしないので、髪結いを純粋に楽しんでいる風。軽いタッチなので気軽に読めます。

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