パワー・オフ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 347
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087470789

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物が多いです。
    そして最初の高校生は、最後の出てきて終了ですw

    ちょっと邪魔するだけの被害のないウイルス。
    それを作って、ワクチンを売り出すだけで大儲け! という案に
    知らずに担ぎ出された新入社員。
    一方別の会社で制作中だった、己で成長していくパソコン機能。
    それがウイルスを取りこんでしまった事によって
    ウイルスもどんどんと成長していく。

    たくさんの人達の希望や欲望や絶望が
    巡って混ざって、しっぺ返しを食らって…。
    あの社長だけは、確実に良かった、と思います。
    あれで逃げ切っていたら、ものすごく納得いかない最後だったかとw

  • 私自身がパソコンのシステムだとか
    プラグラムダとかいうものにとんと無知なので、
    ぜんぜん理解できなかったけど、
    わかる人にはものすごく面白いんだと思う。

    わからなくても何だかドキドキハラハラする感覚だけはあって、
    それがあったから読みきることができた気がするので。

    でも、10年以上も前にこんな話書いてる作者って、
    やっぱりスゴイ。

    この人のほかのミステリ作品、
    嫌いじゃないんですよね。

    今回はちょっと、
    お手上げだったけど。

    ☆☆ ホシ2.5つ

  • SF。人口知能<α>に強力だが無害のコンピュータウイルスが感染し、<α>は自己増殖と能力の取り込みを繰り返して進化していく。

    ありがちといえばありがちだが、思わず手に汗握る展開で非常に面白かった。

  • コンピュータウィルスを扱った作品だが、この作品が書かれた当時にこれだけの内容を書いた先見の明に敬意を表したい

  • “国産のハッカー小説の代表作”(エキサイトブックス)だそうです。

  • 7/24

  • 再読。15年前にこの作品を描けるという著者のコンピュータに対する先見性には目を見張るものがある。現在となっては、ラストで提示されるウィルスのイメージも使い古されてしまった感がある。当時であればコンピュータ・ウイルスや人工生命の入門書として良かったと思う。物語としては盛り上がりに欠けていて、やや平板。

  • 10年以上も前にこんな内容を書けるなんてスゴイな〜と思います。
    ウイルスの話と思いきや、最後は人工知能の話まで広がり、面白さはダントツ。
    こんな世界がくると面白いな〜。

  • 高校の実習の授業中、コンピュータ制御されたドリルの刃が生徒の掌を貫いた。モニター画面には、「おきのどくさま…」というメッセージが表示されていた。次々と事件を起こすこの新型ウィルスをめぐって、プログラマ、人工生命研究者、パソコン通信の事務局スタッフなど、さまざまな人びとが動き始める。進化する人工生命をめぐる「今」を描く――――――井上さんの作品なのでコンピューターに弱い自分でも内容は分りました。巨大な怪物が誕生するまでって感じでした。なのでラストが締まってないよ。

  • 2001年読了

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著者プロフィール

昭和25年生まれ。昭和57年に徳山諄一との岡嶋二人名義で第28回江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。平成4年に『ダレカガナカニイル……』(新潮社)で再デビューした。代表作に『ラバー・ソウル』(講談社)など。

「2020年 『平成ストライク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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