モノ欲しい女 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 119
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087471779

感想・レビュー・書評

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  • 36607

  • 読了。相変わらず、ツボにはまると面白く、独特の焦点の合わせ方が楽しい。本書では、ブラジャーと褌の対比に大笑いしてしまった。

  • 今までありがとう、憧れのオリーブ女史・マーガレット酒井!


     つい集めてしまう。なぜ欲しくなるのだろう。女性の物欲と生態を鋭く解き明かす本。

     マーガレット酒井の手にかかれば、マニキュアやビューラー、ピアス、どれ1つとっても言葉遊びの種になることを見届けました☆ おしゃれアイテムばかりとは限らず、スリッパやゴム手袋を巡る考察なんてのもあり、無駄に名文です。
    (「マーガレット酒井」は、若き日の彼女が伝説のファッション雑誌『オリーブ』で活躍した際の筆名です☆)
     才女毒女にとってこの世はネタだらけですね。どんなものについても面白く語ってしまう。
     はてさて女子がモノを欲する理由は、純粋に惹かれるからか、こだわりが生まれるからか、それとも解放を味わうためか? 雑談ネタですが、女性心理を分析するときオリーブ女史の知性が冴え渡るのです★

     モノがあふれる時代に書かれたエッセイなのでしょう。読み物は何でも紙の本で出回っていた頃の、余裕のようなものが漂っています。そういえば書籍もモノか……

     確かに、女性というのはこまごまとしたものを買っては雑多な思いを渦巻かせる動物です。ですが、著者自身はそこから引き揚げてしまった方なのではないでしょうか。その渦中にいらっしゃらないのに、参加しているかのごとく書いていないか? という疑問も感じました★
     それと、酒井順子氏は、マーガレット時代から女性であるのを明らかにしている人ですが……なぜか、おじさんが女性を見るような発想が多い気がしてしまいます。同性なのにセクハラ的な視点なのです★
     世の中の半分以上が男性であるのを思えば、そんな発想に触れるのも一つの社会勉強とは言えそう。仕事なんかしてるとどーしても他人のモノの見方に汚される部分があるので、心の準備をしたりストレス耐性をつけたりする上で参考になるかもしれません。

     憧れの人だったマーガレット酒井だけど、そろそろ読者卒業と感じつつ本を閉じました……★

  • 移り気の多い女性向けエッセイは、旬なうちに読むに限る…
    時を経ても共感できるところも多いが、流行などは、ナツカシイ!になってしまう。あと同じコトを何回も言うなあとか。連載だから仕方ないのだろうけど。

  • いつものかんじで、軽く読めておもしろいエッセイでした。

  • 女子の物欲に関するエッセイ。
    共感できる話がたくさんあって、思わず相槌うったり、吹き出したりしながら、読破。
    レビューを読むとあんまり評価されていないみたいだけど、個人的には、とても面白かった。

  • なんか全然自分とリンクするところがなかったので、おもしろくなかった。世の中の女の人と私の欲しいものってズレてるのか、単に私の女度が低いんだろうか??

  • 出てくるモノたちについて、私はそう思い入れがないんだよなぁ…

  • 酒井順子にしては内容軽すぎ?

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井順子の作品

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