プリズンホテル 1 夏 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 728
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473292

感想・レビュー・書評

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  • 不器用だけど一生懸命生きてるんだ!みたいな登場人物の面々。少しホロッときて、でも、がんばれー!と言いたくなる。
    そして…あちらこちらに ぷぷッ が散りばめられて。

    そりゃドラマにもなりますよねー。

    パート2 秋は何がおこるのかな?

  • 明るく描かれていましたが、
    主人公の「僕」のDV加減には少々いかがなものかと思いました。
    が、そんなこんなも含めて
    諸手を挙げで楽しませてもらいました。

    audibleは
    ナレーターの方のパフォーマンスによるところも大きいのですが
    最高でした!
    何度、吹き出したことか。。。。
    浅田先生の本は、楽しいんですね。

    「夏」に始まって「春」まで
    プリズンホテル、寄らせてもらいます。

  • 久しぶりに読んだけれど、泣けるし、勇気が出る。何より面白くてページを読む手が止まらない。表現もすごい下品かと思えば、綺麗な部分があったり、木戸先生のねじ曲がった愛情も、理解されないはずなのに、妙に説得力がある。
    やっぱり、この本は最高すぎる。

  • 1~4巻一気に読んで、4巻で先生に感情移入しすぎて号泣。。。

  • ヤクザの大親分がオーナーのリゾードホテルのオーナーになった!
    「奥湯元あじさいホテル」またの名を「プリズンホテル」

    任侠団体専用という設定もさることながら
    熱血で不器用なホテルマン、天才フレンチシェフに
    人情暑い板長

    紛れ込んだワケありの一般客たちも巻き込んで
    抱腹絶倒のスペシャル・ツアー!

    親分の甥っこである作家がゲスすぎて泣ける(;^ω^)
    続きが楽しみです

  • あとがきまで合わせて、お見事!人数多すぎてどうなることかとハラハラしました。次に進む!

  • おもしろかった。

    主人公の男がどうしても好きになれなかったけど読み続けられたのは、話が面白かったからなのか、何だったんだろう。
    ああいう男って好きくない。

    でも!
    最後まで読んで、最後に主人公が大好きになった。

    現実もそうなんだろうな、簡単に人のこと毛嫌いするものじゃないなと思った。今更だけど、勉強した。

  • 20130523
    孝ちゃんみたいな男は嫌っ!

    「安っぽいペンネームとはわけが違うんだ。オヤジが祈りをこめて命名した、ありがたい名前なんだ。」

    プリズンホテルの話をあと三冊読めると思うと嬉しくなる。

  • これはヤバい。山手線で言うと五反田くらいヤバい。
    あとこれ四冊で一作品ですね。途中下車禁止です。
    プリズンと聞くと股が反応して開くほどおもそろかったです。

  • とにかくハチャメチャで、ぶっ飛んだテーマ、登場人物が多数。
    しかし、人物の一人一人の設定からエピソードがしっかりとしていて、読むのが止まらない。

    主人公はとにかく力を持った子供。
    私はどうも「いい大人が、生き別れた親などに対して、子供っぽい言葉で何かを訴えかける」というシチュエーションに弱い(限定しすぎ)。
    ラストは本当にうるっときた。

  • 極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。招待されたそのホテルはなんと任侠団体専用。人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ?。熱血ホテルマン、天才シェフ、心中志願の一家…不思議な宿につどう奇妙な人々がくりひろげる、笑いと涙のスペシャル・ツアーへようこそ。

  • 極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。招待されたそのホテルはなんと任侠団体専用。人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ──。熱血ホテルマン、天才シェフ、心中志願の一家・・・不思議な宿に集う奇妙な人々が繰り広げる、笑いと涙のスペシャル・ツアーへようこそ。

    この小説を読んでいると、一般に世間が抱いているヤクザのイメージを大きく覆される。礼儀正しく、人情に厚く、人一倍涙もろい人たちが集まっているんだと思った。
    任侠団体専用のホテルと知らずにやってきた一般客が、このホテルでの生活を通してだんだん変わっていく様子が、見ていてとても感動的かつおもしろかった。
    ただし、木戸孝之介の女性に対する態度にはいささか腹が立つ部分も多かった。人間的に偏屈なのは仕方ないとしても、あまりにも女性を無下にしすぎる。これもまた、作者の意図なのかもしれないが・・・

  • 生き生きとした登場人物に、人情味溢れるエピソード。見事なまでの大円団!大好きなシリーズです。

  • 最高。

  • 登場する人物は沢山いるがそれぞれのキャラクターがたっていて
    ページをめくるスピードが止まらない。
    最後はきれいにまとまっていて読後感がとても良い。

  • 板長とシェフの闘いがたまらなく楽しい。
    不可思議な事を一生懸命受けとめようとする支配人にプロ魂を見ました。
    大笑いで電車の中で大変な思いをしました。

  • 悪人が、悪人にしか辿り着けない真理をガーッとかます。悪人は誰も否定しない。そこに癒される。

  •  かれこれ全巻5回ほど読み返していますが泣ける箇所がずいぶん変わります。
     自分が変わったからでしょうか。小説が変わったのでしょうか。

  • めちゃくちゃおもしろい!!
    途中で切り上げられず0時過ぎまで一気に読んでしまった。

    最初は女として目を覆いたくなるような表現があり、うーんこれ大丈夫かな…と思っていたものの!

    そんなことはどうでもよくなるくらいストーリーが面白くて、テンポも良く、登場人物みんなどこか憎めない。

    そして予想していたよりもいろんなことが繋がるラスト。

    2泊3日とは思えぬ長旅をしていた気分でした。
    次巻もすぐに読みたい。

  • もう本当に面白い。登場人物はクセのある人たちばかりだけど、それぞれ魅力的で憎めない人ばっかり。浅田次郎のふざけたセリフが所々に散りばめられていて、浅田次郎ファンならずとも沢山の人に読んで欲しいです。定期的に読み返したくなる作品です。

著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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