試写室25時 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 187
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087474305

作品紹介・あらすじ

若さだけが取り柄、さして特技もないのに"何でもやる商会"を始めた4人の男女。「悪魔ばらいをお願い」「殺し屋から身を守って」「田舎の両親の前で"一日女房役"を」「オペラ観劇中に眠らない方法を教えて」などなど、奇妙な依頼ばかりが舞い込み、大騒ぎ!「日曜日のエクソシスト」「プリティ・ウーマン・イン・クラシック」「学校の"裏"怪談」など全7篇。名画のエッセンスが香る、傑作連作ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 〈何でもやる商会〉が、あなたの映画的事件を解決します。

    赤川次郎らしく軽く読めるエンタテイメント。〈何でもやる商会〉のメンバーも、もしかしたら何か抱えているのかもしれないけれど、全然語られないし、ぐちゃぐちゃしてこないから、記号的でさらっとしている。カッコイイ(でも女子高生の変装もできる)(てかこれで22歳とは思えない)池上絢子が中心人物。

    タイトルの元ネタになっている映画は、別に知らなくても読める。知っていれば……でも知っていたらどうこうという展開はないかな。別に短編を通じて、ひとつに流れが繋がり長編になる、ということもなく、もしかしてサザエさん時空じゃないかとも。

  • サラッと読めるので、難しいミステリーで頭が疲れた時に。
    こういう物語はやっぱり登場人物に魅力を感じて、さらに続編出たらいいのにって思えたら自分的には満足です。

    あまりスポットが当たらない人もいたから、それぞれが主役の短編も読みたいなと思いました。

  • 読み易い短編集。カジュアルなミステリー。7つの物語すべて映画の元ネタがあり、構成が綺麗だと思った。

  • 読了!

  • 良くも悪くも赤川次郎。
    久々に読んだな〜。
    22歳にしては気が回り教養もある
    メインの子以外いる意味あまりなし。
    もう少し順繰りに見せ場を作っても…

  • 2015.01.25.
    赤川次郎久しぶりに読んだけどこんなにつまらん作風でしたっけ…。
    表紙のみの作品だったな。

  • ナツイチ本。赤川次郎読むの久しぶりだったけど、うーん、もういいかな笑

  • 〈何でもやる商会〉の4人の若者が、依頼をこなす短編集。あっさりしているのですぐ読めますが、いまいち不完全燃焼な感じでした。

  • あらすじを読む限り主人公は「何でもやる商会」の四人だと思っていたけど、一番年若い池上絢子がメインであとはサブにも満たない扱いでした。
    何でもやる商会という会社名の通り、持ち込まれる仕事をこなす何でも屋みたいなものですが短編のような、シリーズのような七作品はどれも薄いです。
    印象に残りにくいとでも表現すべきなのでしょうか、起承転結がはっきりしていて、特に苦労もなくパッパと片が付いてしまうので面白くない。
    長編にしたら面白いだろうし、ほかの三人にもスポットをあてれば作品が盛り上がるんじゃないかなぁ。

    あらすじにあった学校の怪談を期待していたけど、期待外れでした。まったくホラーでもなんでもなかったし、ミステリー要素もなかったです。がっかり。

  • 楽しかった、こんな会社あれば楽しいな、若いなんでも屋 、また続編希望!

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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