チグリスとユーフラテス 下 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.68
  • (77)
  • (93)
  • (144)
  • (11)
  • (5)
本棚登録 : 848
感想 : 76
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087474411

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 残される子どもたち、どんどん時代をさかのぼって語れて、なんだかせつなくなる本です。

  • 上巻のほうでにごっそり書いたのでそちらに…ただやっぱり女の人に読んでほしいと思う。ぜひ。

  • とうとうルナが、ナインの母と言われるレイディ・アカリをコールドスリープから目覚めさせてしまう。ここからはレイディアカリの回想録が始まり、惑星ナインへ移民するまでのいきさつをはじめとして、様々なことがわかり始める。そして最後にルナが想うこととは…。下巻はこのような流れ。

     ラストを読んだとき、涙が止まらなかった。

    ルナは幸せだっただろうか。生きてきて、生まれてきて良かったと思ったろうか。きっと思えたはず。だってナインの母になれたから。それを思うと、レイディ・アカリは偉大だ。ルナを心安く送らせてくれた。綺麗なラストだった。

    なんとなく、『僕の地球を守って』とリンクさせてしまう自分がいた。もしそうなら、木蓮のようにルナも大気に溶けたのだ。そして地球へ還ってくるんだ。そう思うと悲しくないラストだと思った。好きな話です。

  • あえて下巻なのです。
    あったかい。
    絶句と同じ作者とは…思えるけど、思いがたい。

  • 高速バスの中で読んでいたのに、ラスト号泣。隣に人が座っていなくてよかった!この物語の終わりは悲しいけれど、壮絶に美しい。レイディ・アカリとルナはナインの母なんだな。最初と最期の。感動でした。

  • 最後の子供がゆえに、精神的な成長をすることなく老女になってしまったルナ。彼女が最後に目覚めさせたのは、始祖の女性だった。彼女はルナを教育しなおし始める。
    文体はやっぱりライトノベルです。面白いのは面白いですけど。

  • コールドスリープから解かれた幾人かの人々からも、彼女の問いは解かれることはなかった。
    とうとう、彼女は星の母「レイディ・アカリ」を覚醒させる。
    レイディ・アカリは彼女を救えるのか。

  • ビックリでした。もう。これ以降SFは読んでいませんが、自分の中で凄い本ベスト3以内にランクし続けています。

  • 何で涙が出て来るだろう・・
    いつの日か思いが通じますように。

  • 上を読んだら下も読む、それがスジってもんでしょう?

全76件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1977年「わたしの中の・・・・・・」が奇想天外新人賞佳作に入賞し、デビュー。以後『いつか猫になる日まで』『結婚物語』『ひとめあなたに・・・』『おしまいの日』などを発表。1999年に発表した『チグリスとユーフラテス』が第20回日本SF大賞を受賞。

「2022年 『絶対猫から動かない 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

新井素子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×