エンジェル (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 3185
感想 : 283
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087474763

感想・レビュー・書評

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  • 石田衣良らしい、作品。時間を上手く使って物語にワクワク感を出している。

  • 幽霊になった男が、大事な物を守る為に戦い一番大事な物に気付く。

  • 古本で買ったのを放置してたので、読破。

    最初が結構グダグダで、引き込まれるまで時間がかかる。
    オチもちょっと、うーん…

    記憶をなくし幽霊になって甦るという
    設定は面白いけど、活かしきれてない感じ。
    石田さんはこういうファンタジーよりも
    現実に近い小説書いた方がキレてると思います。

    てかそもそも短編の人なのかもしれんね。
    著者にしてはイマイチですが、まあ普通に読めるので☆3つ。

  • サスペンス、ミステリー、またはファンタジーなのか。

    幽霊が主人公なんてサスペンス、ミステリーにしては反則技だ。
    しかしファンタジーにしては現実味を帯びている。
    石田衣良さんらしくスラスラ読み進めることが出来る一冊だと思う。

  • もっともっと生きたい。正確には、もっと死んでいたい。冒頭で純一の人生を知り尽くしたわたしは、まるで純一の一部であるかのように宙に浮いたり、悩んだり、苦しんだりする。不思議体験。もっと死んでいてほしかった。

  • 目が覚めると自身の遺体を真っ暗な山中に遺棄される最中だった・・・投資会社オーナーの掛井純一は何者かに殺され幽霊となって甦る。事件の真相を確かめるため、自身の身辺を探るも最後の2年分の記憶がない。身に覚えのない進行中のプロジェクト。その中に莫大な資金を投資したプロジェクトがあった。不可解な資金の流れを追い、事件の真相に迫っていく・・・

    うーん、石田さんの初期作品なんですよね。正直、私には外れでした。
    私なりの理由ですが、まず、表現が回りくどい。というか、石田さんの説明する状況と、私の脳内再生画像ではズレが生じてしまうのです。これは私の理解力不足もありますが、それでも近年のはまったくそんな不都合もないので、文体が若いのかな、と。あとは、結論が予想できてしまった点。もちろんできてもそれ以上の刺激があれば問題ないのですが、(それはいい意味で裏切られたってことだし)ただ、この作品に関しては、想像通り。うーん。あんまり推理力がある方ではないと思うのですが、それでもここまで見通せちゃうとがっかりな気分は否めませんでした。
    同時購入の新作「LOST」に期待します・・・

  • 二人の男が山中で主人公の死体を埋めてる所を
    幽霊になった状態の本人が目撃するシーンから始まるー

    フラッシュバックで誕生から何から追体験していくんだけども
    死ぬ前の2年間の記憶がきれいさっぱり抜け落ちている

    自分の死の真相を追求するために
    毎晩飛び回って関係者の偵察・観察を行っている内に
    生前より充実した生活を送るという皮肉(´ー`)

    もっと悲壮感に暮れていいはずの
    主人公がさっぱりしてる
    いいやつすぎるー

    ラストは先が読めるけどさっぱり読後感でした

  • なんかあんまり入り込めなかったなー。
    ラストの真相が明らかになるときもさらーって、ふーんって感じ。

    でも幽霊の能力とか、そういう設定はおもしろかったな。


    人と関わらず、孤独に生きていた主人公が、好きな人と、ふたりの子供を守ろうとがむしゃらになってる姿がよかった。

    どんな人にだって、この人のためなら一生懸命になれるって人が必ずいるはずだよね。

  • シリーズ化して欲しいくらい面白い

  • 一番最初に読んだ石田先生の本。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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