自由死刑 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 523
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475333

感想・レビュー・書評

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  • 初めての島田雅彦
    北海道には麻が生えてるんだな

  • ひさしぶりに島田雅彦

    ドラマちょこちょこ見てたけど、喜多さん原作では以外と若かったのね

    死ぬと決めたのに死なせてもらえない男の話

    個人的には終わり方が不満でした。

  • 人間の欲を描いた話。
    やりたいっていう気持ちは大事ですねw

    ドラマを見て原作を読みたいと思った小説。
    ラストが好き。ドラマのラストはきらい。

  • 1週間後に自殺すると決めた主人公。
    しかし酒池肉林、臓器売買、アイドル誘拐とか不思議な出会いと、
    主人公の心情がうま~く組み合わさっていく作品。

    自殺も欲の一つとしてとらえる発想は驚きました。
    でも本人と他人の欲が異なれば別世界の住人と同じで、
    どんなに説得しても通じない。
    人生にも繋がることだと思いました。

    奇想天外な作品で文章もサクサク読めて楽しかったです。
    オススメの作品です。

  • タイトルに惹かれて手に取った。
    結果的には消化不良感が残ってしまった。終わり方としては確かにこれしかないのだろうが、やはり靄がかかったりフェードアウトしていくタイプの終わり方は苦手だ。
    前半は比較的「リアル」に話が進むのだが、誘拐のくだりになってだんだん哲学的な表現が増えていく。そこで頭を切り替えるのに少し苦労した。
    あと、キリスト教に馴染みのない人にはちょっと読みにくいかもしれない。
    話全体の空気感としては、決して綺麗な話ではない。むしろ、時に眉をしかめたくなるほど生々しい。かと思えば滑稽な部分も多くあり。
    混沌としている。人間臭い、というのかも知れない。
    http://preciousdays20xx.blog19.fc2.com/blog-entry-423.html

  • この本はフジテレビ系で「明日の喜多善男」というタイトルでドラマ化もされました。自由死刑は、ある男が1週間後に自殺することを決めてから、彼の死をめぐっていろいろなことが起こるという話しです。彼は無事に死ぬことができるでしょうか。自殺をテーマにしていますが、ストーリーはコメディで読みやすいと思います。  

  • テレビで見た明日のきたよしおはおもしろかった。
    結末も違うしどちらかというと小説のほうがネガティブかな。
    他の作品も読みたいと思わせることはなかったかな。

  • 1週間後に自殺することを決めた喜多善男。
    その1週間の過程を追った作品。
    不器用で淡々と自殺しようと“がんばる”喜多さんの行動を
    読んでいると、あまりにもライトでポップな自殺思考に
    笑ってしまうぐらいだ。
    自由に死にたいだけなのに、いざ死のうと思うといろんな邪魔が
    入り、そしてそこにはお金がかかってくる。
    そのドタバタと逃げ惑う喜多さんを追いかけているうちに、
    金曜日の章が終わった。そして続く、somedayの章。
    衝撃だった。
    いたずらに自殺の自由を唱えているだけではない終わり方。

  • 好きです。島田ワールド。

  • もし、一週間後に死のうと決意したら、残された日で、何をするか?
    という誰しも(?)一度は考えたことのある設定から、作られた小説でえすが、それを単なる妄想ではなくて、ちゃんと着地点を見つけているのが凄いなあ、と。
    そういえば、去年、某タレントが文学賞を受賞して話題になった作品もにたような設定だったような(読んでないからよく知りませんが)。
    小日向文世さん主演でのドラマとは、若干テイストが異なりますが、こういうのも結構好きです。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『現代作家アーカイヴ3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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