ジハード 3 氷雪燃え立つアスカロン (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087476392

作品紹介・あらすじ

十字軍支配下のアッカからラスカリスとルイセによって救出されたヴァレリー。だが、その傷も癒えぬうちに、裏切り者という疑いを晴らし、イスラム軍の信頼を回復するために、次なる主戦場アスカロンをめざす。戦う相手は、リチャード王から首将として派遣された英雄アイヴァンホー。果たしてヴァレリーに勝機はあるのか?そしてついに、戦いの火蓋は切って落とされた。傑作シリーズ第三弾。

感想・レビュー・書評

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  • サー・ウィルフレッド・アイヴァンホーが本格的に活躍し始める。ここでアイヴァンホーが主要キャラとして登場する辺りが面白い。

    実際、『アイヴァンホー』そのものを読みたくなってきた。あと、ロビン・フッドとその一党のことももっと知りたくなる。

    こういう感じで興味や関心が広がってくのも、読書の醍醐味。

  • ヴァレリーVSウィルフレッド・アイヴァンホーの前哨戦及び第2戦を収めた歴史スペクタクル第3巻。この巻では傍観者に徹しているロビン・ロクスリー(ロビン=フッド)に代わって手下の2人リトル=ジョンとア=デイルもそれぞれヴァレリーに挑んでおり、ヴァレリーVSロビン一派という構図も垣間見える。初顔合わせとなるベレンガリアの昔語りはヴァレリーの過去を無情にも抉り出すが、エルシードとの邂逅を果たしヴァレリーも漸く奇人の本領を発揮。見事に窮地からの脱出を成功させる。暗愚を装う皇太子アル=アフダルの活躍もナイス。

  • 読む……と思う(汗)。

  • なんと、ロビンフッドまで登場させてきたとは、この発想にAha!です。
    解説の乙一氏いわくの、まさにオールスターゲームで、
    出張した時の新幹線の中で一気読み。ようやく、次巻を読むのが楽しみになりだしました。

    ただ副題に「氷雪燃え立つアスカロン」とありましたが、「氷雪燃え立つ」というイメージはどう考えたらよいのでしょう?という素朴な疑問が芽生えました。
    2004/11/16

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著者プロフィール

作家。1971年大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。1991年、『ジハード』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に入選し、デビュー。本作は、11年の長期にわたって多くの読者に愛される大人気シリーズとなった。他の作品に『姫神』『四方世界の王』などがある。

「2014年 『ジハード 6 主よ一握りの憐れみを』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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