- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087478310
感想・レビュー・書評
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『言葉を超えた所に 本当の道徳はある。 真実がある。』
by アルベルト・シュバイツァー
つるん、とした玉の様な言葉をリフレインしながら私は迷う。
かみさまをとらえてしまった詩人がひいた<境界線>の際にいて。
空間も
時間も
あらゆる思想も
超越したと、思える言葉のむこうに
また<言葉>が残っていた。
そんな詩集。 -
谷川俊太郎に対して星を加減することなどできはしない。
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詩集はあまり読んだ事のある分野ではないけど、これはかなりいい!
宮沢賢治の詩集が思考や感情が高い水準に昇華されたものとして味わいがあるのに対して、谷川俊太郎は他者にも秘めた共同の感情を刺激し共感を生み出すところがいいのかもしれない。 -
谷川さんの詩は、言葉が創り得る優しさと愛のかたちそのもの。
ほんとうに大好き。谷川さんと同じ時代を生きていることが嬉しい。 -
えりすぐっただけあって、どれもいい。
谷川さんのことばひとつに、わたしは無条件で鳥肌が立ってしまうのですが、、、
特に好きなのは「博物館」と「海」。
でも他にもたくさん、こころに残ることばたちばかり。
うたうため うたうため
私はいつも黙っていたい
私は詩人でなくなりたい
私は世界に餓えているから
(「牧歌」一部抜粋)
谷川さんの、朗読の声も谷川さんの詩によく馴染んでいた。ことばも、とても谷川さんに馴染んでいて、それでいて谷川さんと対立している。
ふたりはぶつかりあっている。だからこのひとのことばは、ひびくんだと思う。
感覚的にしか、とらえられない。
そんな気がする。 -
血の巡り、生の巡り、をわたしは感じました。
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浦野所有
→11/06/11 南井レンタル
→11/07/30 返却
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→11/10/29 返却
→12/04/22 藤倉さんレンタル -
いろはにほへと
ひとつひとつの言葉の選びかたにこうも衝撃をうけたことはないな。
いろはにほまで読んだ後のへ。 -
とてもよかった。
初めて詩はすごいと思えた。
とくに「死んだ男の残したもの」という詩が良かった。
この一作だけでも買う価値はある。