彼の隣りの席 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087488548

感想・レビュー・書評

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  • 【my room】惹かれてはいけないと思っていながら、惹かれてしまう異性。そんな人って確かにいるな。私だって彰生の様な男性がいたら惹かれてしまうかもしれない。あんな、傲慢で自信家の男なんてまっぴらだと思いつつも好きになってるんだろうな。だから、芽以子の気持ちはわかりすぎるくらいによくわかった。突き放してくれれば良いのに、たまに触れる優しさに弱いんだよな、これが。そんな訳で、私の恋になんだか少しだけ似ていました。

  • 親友の婚約パーティで再会したのは学生時代からの憧れていた彰生だった。自信家でわがままな彰生に振り回されていく芽衣子。多分・・・私も芽衣子の様に振り回されてドンドン好きになってしまうかも・・

  • 私にとっては共感できる部分が少なく、あまり心に残らなかった作品。

  • 傲慢で自信家な反面、気弱な部分も見せる彰生に振り回される主人公の姿に苛立ちを感じつつも、好きって気持ちはコントロールできないよね・・・と共感もしてしまいます。

  • 結局キケンなダメ男に魅力を感じてしまうの、ああ~~~~~~~~!!!!!!!!!ってなってしまう……。
    90年代OLのあ~ハイハイ恋愛観小説、久々に浴びた……。
    不倫お局からのやっかみとかも…ハイハイ……。
    そうそう、これが唯川恵節……。

  • すらすらと読めた。若干ストーリー的に無理があるところもちょこちょこあったけど、楽しく読破。

  • うーんと、唯川恵が得意とするような内容だった気がする。
    ただ、この物語の登場人物は芽以子が25歳、大槻さんが2コだか3コだか上。それにしては大人びた感じがした。
    そして、別れ方がまた…。大槻さんがあまりにもいい人すぎる。そんなに芽以子はいい女だったのか?若いのに一年間は彰生が戻るまでは、手を出さないって!!!
    さっさと彰生が居ないうちに奪っちゃえばいいのに。ある意味それは芽以子にとっては幸せな方法なのになぁ。

    ーーーーーーーーーーーー
    親友の婚約パーティで再会したのは学生時代から憧れていた彰生。平凡なOLの芽以子にとって、作家をめざし才能に溢れていた彰生は、今も憧れの存在。そんな彼が自分に興味をもってくれるなんて…。わがままで自信家の彰生に振り回される芽以子。だけれど好きになってしまったら恋の相手は選べない。芽以子と彼女をとりまく女たちの、切ない恋愛模様を描く長編小説。(裏表紙より)

  • 携帯小説みたいな内容だった。友達にも彼女にも裏切られている近藤君が一番可哀想じゃないかなと感じた。あきおみたいな男は嫌だ。

  • 初めての唯川恵さん作品。一喜一憂。
    自分の面倒も見れない傲慢な彰生に振り回されても、悔しいけど惹かれてしまうっていう芽衣子の心情。1年後はどうなるのか、読者の想像に任せる感じで終わった。恋愛だけなら彰生、結婚するなら大槻さんって思うけど、そもそも結婚してないからそんな関係性も想像でしかないのかな。最近知ったからか、OLの感覚や会社内の日常がリアルに感じた。OL経験が長かったらしい唯川恵さんならではなのかな。メキシコのカンクンやビーチ、料理、気になった。
    意地張ってたって、なんだかんだ女になってしまうんだよね、女は。意地張らない平常な気持ちになれる自分が一番だと思う。20141129.

  • 著者は強欲だ。
    2人の正反対の理想を、同時に手にしようとする。
    主人公は同時に2人は手にできないが、
    著者は、2人を動じに著作の中に表現して自分のものにする。

    自分の理想を記述して、自分でほくそえんでいる著者のまなざしが、創造できる。著者は強欲だ。

    私がもし著者なら、「メヒコの風」という題にするかもしれない。

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