- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087494884
作品紹介・あらすじ
黒人売春婦の挑戦を描く表題作他8篇、パリ、ローマ、ピンプ、男娼、サギ師…危険で、しかし美しい都市小説。
感想・レビュー・書評
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マラソンの本かと思いきや違った。1話目で少し話しとしてあるが。
でも後半の話しは情緒があってしみじみきて良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
村上龍は、以前デビュー作で途中で断念してしまったのでまず短編集でリハビリ。。。 どれも大きな話の筋があるわけではないけど、どこか人の温かみが感じられるところが素敵。メルボルンの北京ダックが一番好き。村上龍の文章の苦手な部分である性描写がなかったし。
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龍さんの本は苦手ですがランナーな友人がこれを読んでいつかニューヨークを走りたい!と目標にしてるというのでわたしも読んでみました。
題名の「ニューヨークシティマラソン」も例にもれずセックスとバイオレンスの話満載でしたが、不思議にさわやかな話。
NYCマラソンに出たくなる気持ちになるのもわかりました。読まずにNYCで走ったわたし。物語に出てる地名を確認しながらもう一度走りたい!
他の短編の数々も文章からイメージと色彩が感じられ、なるほど龍さんは美大出身だと思いました。 -
2013/10/5
終わりとかよくわかんないのが多いけど、雰囲気がすき。ローマの詐欺師は分かりやすくてよかった。長期の旅行に行きたくなる。 -
パラパラと読める短編集。
一番印象に残ったのは、蝶乱舞的夜総会の話。
産卵体と主人公の男との対話部分。
読んでて、ひたすら、鳥肌が立ちました。。。
私には、こんな状況、想像できない。
そして、その残した液体を体内に注入するなんて、、、。
吐き気を模様しながらも、読み進めて、物語の最後を受け入れました。
個人的には、本書の解説で”山田詠美”の名前を見つけた瞬間。
飛行機の中でしたが、「Wow」って叫んでしまいました。
最強のコラボレーションですよね。 -
ローマの詐欺師の話が面白いよね。
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「ローマの詐欺師」は、自分もローマで出会ったやつだった。
普遍的で非常に優れた手口だと思う。
満足度7 -
村上龍にしてはさらっと読める。長編のエネルギーはないけど疲労もない。
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100817(n 100823)