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- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087601596
感想・レビュー・書評
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「THE FOURTH REICH]」の翻訳(1989/02/25発行)。
おどろおどろしいタイトルと、ハーケンクロイツにヒトラーを始めとしたナチスの将軍の表紙のため、ゲテモノ本かと思い長いことスルーしていましたが、内容は、クラウス・バルビイ元SS大尉の戦後の動向について書かれています。
戦前から戦後にかけ、かなり詳細に調べられており、なかなか興味深い内容の本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
元SS大尉クラウス・バルビイの動きを追った本。
戦前、戦中、戦後と順を追い、フランスでの虐殺の罪に問われヨーロッパを脱出し南米での施政者との関わり、ネオ=ファシズムとの交流等、かなり細部に渡って調べられていました。
南米の政権に与えた影響の多きさに比べ、バルビイ自身はかなり小物の感がしてしまうのですがデレ・キアイエのような人物が彼と絡むことで強力になってしまうのでしょうか。
反体制派に対する弾圧、麻薬、独裁等、現在も続く南米の混迷はこの頃からあったのだ、と改めて思わされたのでした。
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