失われた森 レイチェル・カーソン遺稿集 (集英社文庫)

制作 : リンダ・リア 
  • 集英社
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本棚登録 : 67
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087605839

感想・レビュー・書評

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  • 50年も前に発表された警告が,今も何ら変わることなくというより加速してどうしようもないところまで来た感じだ.どうなる地球!それにしても,意義深い告発や警告までもが,美しい文章で格調高く綴られているのが素晴らしい.カーソンの生きるものへの温かい眼差し,自然に共感する心に感動します.
    特に「たえず変貌するわれらの海辺」「ドロシー・フリーマンへの手紙」が良かったです.

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:519.04||C
    資料ID:95090185

  • 10月新着

  • 好奇心が生きる糧、はては人の成長に関わっているのではないだろうか。と、思う今日この頃である。これが書かれたのがカーソンが幼少時のものを含め、1900年代前半~。当時の常識や技術力を踏まえた上で、カーソンさんの書かれた文章というのは、半信半疑だったり、胡散臭いものだったに違いない。それでもめげずに、彼女は自然に向き合う。自然を愛し、破壊される自然を憂い、農薬が及ぼす害について声を上げ、己の体を蝕む病と闘う。一人の女性として、果たして幸せな人生だったのか。そんな考えが頭をよぎるが、彼女は自分の人生を楽しんだに違いない。正直、硬い文章に硬い内容に、読む手は遅々として進まなかった。途中で投げ出そうとも思った。だけど、「読め」と訴える何かがあった。

  • 60年前に著者が鳴らした警鐘は、今の世の中にもそのまま当てはまります。
    今こそもっと読まれるべき作家だと思います。

  • レイチェルカーソンの遺稿集。
    穏やかながら説得力にあふれた分析と、意外なほどの政治的洞察力で、農薬の濫用の害を否定する人々の利己主義や科学的知識の乏しさを批判した、彼女の揺るぎない信念と自然への愛情が伝わる作品。
    リチャード・ジェフリーズ、ウィリアム・ヘンリー・ハドソン、ジョン・バローズ、ソロー

  • 2009/10/4図書館で借りる
    2009/10/10返却

    読んでて眠くなる本でした・・・(笑)

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著者プロフィール

レイチェル・カーソン:1907-64。アメリカの生物学者。研究の傍ら、大ベストセラー作家に。1962年公害問題を『沈黙の春』で厳しく告発、環境問題の嚆矢となる。『センス・オブ・ワンダー』は1956年に雑誌発表、未完のままに死後単行本化された。ほか著書に『潮風の下で』『われらをめぐる海』『海辺』などがある。

「2024年 『センス・オブ・ワンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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