そういう生き物

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 240
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087710540

感想・レビュー・書評

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  • 視点の切り替えで、飽きずに読めた。
    二人のキャラクターが、どこかで読んだようなわかりやすいタイプに感じた。
    男の子の存在に真実味がないような。

  • 表紙が一番良かった。

    二人の女性?のそれぞれの語りで進められる物語。

    徐々に二人の関係が明かされていくんだけど
    小学生や老教授や
    もうちょっと掘り下げてほしい感じもあった。
    すばる賞って感じ。

    二人が穏やかに暮らせればいいなと思う。
    そういう社会でありたい。

  • 2017.07.02読了図書館
    どうなるのかな、あの2人。
    幸せになって欲しい。

  • 性ってなんだろうね。かたつむりみたいに生きればいいのに。

  • 電車の片道で読めた。まゆこのほうが生活力なくてちょっと心配。幸せになってほしい。

  • 第40回すばる文学賞受賞作品。

    とても平易な文章で読みやすい。最初の方ではラノベを連想したほど。構成はちょっとだけ変わっていて、二人の主人公の視点がごく短いスパンで替わりばんこに書かれている。短い、というのがポイント。
    テーマの一つは多分、トランスジェンダー。それにしても最近純文学系新人賞って、同性愛とかジェンダー問題をテーマにしたものがよく受賞するなあ。何故? 流行なんだろうか。
    内容はそんなに目新しいものではなかったけれど、「心が女/男」という表現に対する作中人物の回答は興味深かった。確かに普段、「私は男だ!」とか「女だ!」とか強く意識することはないだろう。「かんがえたことない」のが普通なのかもしれない。
    でもこのテーマでカタツムリを出すのはちょっとあからさますぎるよなあ、と思ったり。ミスリードを狙って読者を驚かせようとしているだけに、カタツムリってわかりやすすぎるヒントで勿体ない。

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