おれのおばさん

著者 :
  • 集英社
3.61
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本棚登録 : 526
レビュー : 121
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713480

作品紹介・あらすじ

高見陽介、14歳。父が逮捕され、母と離れ離れになったら、未来を拓く「出会い」が降ってきた。児童養護施設に暮らす中学生たちの真っ向勝負の「人生との格闘」、体を張って受け止めるおばさんや大人たちの生きざま…全編を貫く潔さが胸に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • よしっ!
    いろんなことあるけど、まぁ何とかなるか。
    という気分にさせてもらえる一冊

    結婚生活
    親子の関係
    友達の関係
    大人も子供も
    男も女も
    それぞれ いろんな事情を抱えて生きている
    逃れられないその事情を丸ごと飲み込んで
    生きていかなければ 仕方がない

    マイナスの状況の中から
    気持ちを立ち上げていく青年たちの様子が
    まぶしく 気持ちが良い
    マイナスの状況の中でも
    前を向いて生き抜いていくおばさんが
    素敵だ

  • まずページ数が丁度よい(笑) 登場人物たちそれぞれの重い過去や、解決しようのない感情を決して大げさに表現しないことで、より人間っぽく、何とも言えない色の濃さが出ている。変に同情を買うような展開にせず、人生経験が少い子供の視点から描かれていているのでとても面白かった。
    シリーズで出ているらしい。楽しみが一つ増えた。

  • こういう系好きかも。
    ハートウォーミング?
    ヒューマン系?

  • 文学

  • 生きるという力にみなぎっていて、清々しい本だった
    誰も悪い人がいないというのも、よかった

  • 恵まれた環境から、父親の不祥事で考えもしなかった生活を余儀なくされた陽介。彼は賢いので、自暴自棄になったりせず、足元を見つめ、将来をきちんと描き時には涙しながらも進んでいく。
    周囲の大人がいい。今時、このように懐の深い大人がいるのだろうか…。魴鮄舎の子ども達と恵子おばさん、陽介達のその後が気になる。

  • 少しきれいごとの気がするがよんでよかった。

  • 連作ということでこれから更にいろんな葛藤や成長が見られるんでしょうか。続きがありそうです。

  • 506

    2017年では140冊目

  • 愛人に横領した金をつぎ込んだ父が逮捕されてしまう。金を返すために働く母とは離ればなれに、おばとの生活を始める14歳の陽介。

    おばさんは、様々な理由から親とは離れて子供たちが暮らす児童養護施設を運営していた。

    施設の子供たち、父の裁判、疲労により倒れた母。

    周囲の人々と関わっていくことで、変容していく関係性や思い。

    「人と人はお互いの何もかもを知らなくてもつきあっていけるのだし、だからこそ、いつかすべてを知っても、それまでと変わりなくつきあいつづけられるのだ」

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著者プロフィール

佐川光晴(さがわ みつはる)
1965年東京都生まれの小説家。北海道大学法学部入学後、恵迪寮で学生生活をおくる。出版社勤務ののち、1990年から10年間にわたり大宮の屠畜場で働く。
2000年『生活の設計』で第32回新潮新人賞受賞。おもな著書に『おれのおばさん』シリーズ4巻、『ジャムの空壜』『家族芝居』『ぼくたちは大人になる』『静かな夜』などがある。ノンフィクションに『牛を屠る』。ほか、『主夫になろうよ!』など。

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