- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087715088
感想・レビュー・書評
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胸が痛い……
可穂子は夫から激しいDVを受けていた。
正常な判断力さえ奪われていた可穂子だったが、ある日、「殺される!」という恐怖を感じ、夫の元を逃げ出したのだが……
DVやストーカー行為による被害を受けていた人が警察等に相談しても解決できず、、最悪の結果を向かえてしまう事件が後をたたない。
被害者の女性はどれだけ恐くて、辛かっただろう。
ラストはちょっとだけホッとしたけれど、やっぱり最後までこんなに辛いのか、と……詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
DVを受けた女性が、夫の隙を見て外に逃げた。
交番に駆け込み病院へ着いて、安心の場を手に入れたが、現実に待ち受けてるのはこれからの生活。
夫と離婚する。
そして、自分はどうやって生きる‥?
生きるためには収入を得ないと生きていかれない。
さまざまなドメスティックバイオレンスを受けた方々が登場します。
世に出ているDV事件はほんのひと握り。外に言えずに内にしまってるかたが多いとのこと。
多くの人に読んでもらいたい作品です。
手を差し伸べてくれる機関がたくさんあることを教えてくれてます。
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恋愛小説の書き手というイメージが大きいですが、本書は夫のDV、離婚からストーカーへ変貌して行く様を書いています。粘着質でサイコパスな夫の姿には絶望的な気分になりますが、テーマ的には夫から逃げ続けて痛ましい姿よりも、自分の居場所を見つける迄の女性同士の心の交流の方が大きく、ムカつきながらも意外と明るい気持ちで読めます。
ありがちな話ではありますが、ありふれた感じがするぐらいにDVというものが横行している証拠でもあります。この夫はデマ情報をネットに流したり、彼女の親しい人に陰湿な嫌がらせをしたりとじっとりと粘着します。こんな人に付きまとわれたら逃げるしかないなあ。
そして、DVを受けた女性達で運営される自給自足に近いコミュニティーの存在がこの本の重要な要素で、筆者はどちらかというとこちらを書きたくてストーカーの話にしたんじゃないかなと思う位書き込んでいます。読んでると光や風を感じる清々しい場所です。
痛々しい話ではあるのですが、どこかスコンと抜けた明るさがあります。自分の大事なものを護るためには法律なんて護ってられるかという意外な野蛮さがあって、そこがスカッとするのかもしれません。 -
許せない
DVなんて絶対許せない
TVの中の話だと思っていたけど、現実身近なところにも起きているのを知った時、あまりにもその加害者の表の顔と裏の顔が違うことに戸惑った。だから、この作品の中で可穂子に起きていることも誇張されているわけではないはず。
こんな風に人の人生変えてしまうDV、絶対許せない。許しちゃいけない。 -
夫からDVを受けてる人のお話。
自分家なのに、くつろげないなんて地獄だよね。。 -
グイグイ読んだ。
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読了日2013/10
サスペンスというより、もはやホラー。
世の中には、こんな理不尽なDVやストーカーで苦しんでいる女性が大勢いるのかと思うと怒りがわいてくる。
最後、スカッと終わってくれて清々したけど、現実は女性が逃げ回って苦しんでいるほうが多いはず。
ごく最近も事件があったけど、どうして、ストーカーやDVをする男がいるのか、存在するのか、生まれてくるのか。人間として生きていくことを神様はどうして許したのか。本当に悔しい。
女性向けの本だけど、男性が読んだらどんな感想が出るんだろう。興味あるな。 -
夫の暴力から身一つで逃げ出した可穂子。駆け込んだ警察からシェルターに、そしてステップハウスへと居所を隠しながら、弁護士の力を借りてようやく離婚も成立した。縁あってDV被害女性たちばかりが暮らすエコファームで働きながら、少しずつ自立を果たそうとするが、ファームを運営する裕ママにはストーカーに一人娘を殺されたという過去があった。さらに、元夫・雄二の執拗な追跡の手が迫る…! 新しく始まるかに思えた愛する人との生活も、雄二によって握りつぶされた時、可穂子が選んだ道は――!?
直木賞作家・唯川恵が、増え続けるストーカーやDV被害の現実に切り込む、衝撃のノンストップサスペンス! -
薦められて読んでみけど唯川恵ってこーいうのも書くんだね
DV.幼児虐待、ストーカー、パワハラとか
加害者は治らないと思う
前回に引き続き重い本(>_<)
さーぁ次の本は重くないものをー
今月は毎日が暇だから読み続けなきゃひたすら
間に年末掃除もしながら×××