怪談のテープ起こし

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 394
感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087716689

作品紹介・あらすじ

著者がこれまで見聞きした特異な心霊話。自殺する者は何を語るのか。老人の、夢とも現実ともつかぬ不気味な昔話の真相は。怪女「黄雨女」とは一体──。戦慄のテープ起こしがいま、始まる。全六編。

感想・レビュー・書評

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  • 2023/6/18 再読前の追記
    さっぱり意味が解らないのだが、この本をずっと読みたいなと思っていて全く読んだ記憶がないのに、読了記録がついているのはどういうことだろう。
    しかも感想も書かれている。
    読んでいないのに、当たり障りない感想を書いたようにも見えるがまったく内容を覚えていない。
    星が3ということはあまり好みではなかったのか。
    それにしても冒頭を読み始めたばかりなのだがさっぱり覚えておらず、初見と同じ状態である。
    読み進めるうちに思い出すだろうか。
    記憶力は良い方なので驚いている。

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    相変わらず構成が上手い、と思う。
    短編それぞれは、私にとって怖すぎる!と言うほどではないのだが、序章、幕間、終章、この構成と補足がある事で現実味が増すような錯覚を起こさせる。
    のぞきめのときも感じたが、なによりの呪術者は三津田信三氏ではないかなと思う。
    それにしても、著書の作品に出てくる登場人物の名前は毎回変わっているというか難読というか。
    読み仮名を忘れてしまったりする。
    地名はアナグラムということのようだが、名前はどうなのだろう。

    不気味だが先が気になるため一気に読める、という作品だと思う。

    今回は家鳴りもせず平和に読めました。

  • 三津田さんのこういうホラーは、本当に自分にも何か障りみたいなのが起こるんじゃないかという気になる。

    どの短編も面白かったけど「死人のテープ起こし」と「黄雨女」みたいなのが好みかな。

  • 「これを読んだら奇妙な出来事が起きる」的な話が好きな人にオススメの一冊。短編集で読みやすい。どの話もぞわぞわさせてくれる。個人的には「死人のテープ起こし」「集まった四人」が特に面白かった。

  • 怪談のテープ起こし
    著作者:三津田信三
    発行者:集英社
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

  • 今回もホラー映画蘊蓄を織り交ぜつつ、毎度お得意のリアルとの交差っぷりが絶妙で、読者へのくすぐり、とても楽しめました。

  • ホラーはミステリと違って解決はないんだよね。すっきりしないのがホラー。やっぱり私はホラー寄りだな。
    それにしても自殺直前の人が吹き込んだテープなんて他人が手に入れることができるか?遺書でさえ難しいだろうに。

  • 全体的にあまり怖くはない。実体験風に書かれているので結末もあまりはっきりしない。
    最初の自殺者のテープ起こしの下りが一番よかったように思う。

  • 現実に起こりそうなホラーが多めでした。じんわりとした感じの怖さがありますが、怖すぎて読めないというほどではなさそう。お風呂で思い出すと辛いかもしれない

  • 昔は貪るように読んだジャンルだったけど。

  • 面白いんだけど思ったより怖くはない。

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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