- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087716863
感想・レビュー・書評
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歴史上の出来事をかなり再構成してるから展開が予測できない面がある。まぁ大水滸伝の頃からそうだったし、面白いから良いのだけど。
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金と組んでタタル族を殲滅し父の仇を打ったテムジンは、キャト氏をまとめる。着々と覇権に向け歩みを進める。一方で交易、牧場、鉱山、人心の掌握と人材の確保、拠点の整備…、次々に足場を固め力を蓄え飛躍の時を待つ。
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<惰>
はるか昔に『水滸伝』を読み始めた頃と何ら変わらず.新しい刊が出ると手に入れて読む.
だが,前の巻よりときが何ヶ月か経ってしまっているので,中身をすっぱりサッパリおもうさまに忘れてしまっている. 登場人物がこうも無限に多いと尚更だ.
この先もこの著者が生きて書く限りは,こういう体が続いていってしまうのだろう・・. まあ,それも良いが. -
ようやく動き出した物語。今までの総まとめといったところ。しかし何故「断金」なんだろう?
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大きく立ちはだかっていた玄翁を倒し自らの出生の秘密を知ることで本当の大人になったテムジンの飛躍が始まる。テムジンが動き始めたことでジャムカやトクトア、トオリルカン、ジャカカンボといった周辺の雄たちにも変化が起こり、草原全てに何か大きな胎動のようなものが生まれてきた。ある意味、父親が殺され逆境を生き抜いた青年テムジンのサバイバルが完全に終わった巻となったのかもしれない。本筋とは関係ないが、梁山泊の生き残り宣凱の息子が出てきたりすると、何とも懐かしい気持ちになる。宣凱何してるんだろう。
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金との繋がりよりもボオルチュとテムルンとの結婚がようやくか!と嬉しくなる。
玄翁を倒した後はついにジャムカとの戦いになるのか!?草原が一気に動き出したこの章は読みどころが多すぎてあっという間に読み終わる。何十人もの登場人物が出てくるので新しい章が発売されるまでに忘れてしまいそうなものなのにそれが無い。これが北方ワールドだ。この人の描く水滸伝は面白いだろうなといつか読もうと思った。
ああ、今後が楽しみだ -
いくつかの大国、それらに翻弄される周辺国。規模の違いこそあれ、現世に違わぬ政事情。敢えてそうしてるのかと思ってしまうから、余計面白い。