詩を贈ろうとすることは

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  • 集英社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087727906

感想・レビュー・書評

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  • 1991年刊。

    「飢えと本」
    何万人もの人間が群がっていて
    一冊の本もない場所がある
    一人しか人がいなくて
    何万冊も本のある場所がある
    読みおえたあとで食べものになるような
    本があるべきだとジョンは言ったが
    飢えていれば読む前に食べてしまうだろう
    私の居たい場所は断崖の上
    そこへ一冊だけ本をもってゆき
    声に出して読む
    海と空に人間の書いてきた本という代物を
    読んできかせるのだ


    他では
    「詩を贈ることについて」
    「多面的真理に関するテーブルポエム」もよかったです。
    こんな祝辞をもらったカップルは笑いながら幸せをかみしめるでしょうね。

    • hiromida2さん
      まことさん 谷川俊太郎さんの詩って本当に素敵ですね。私も時々 目にしたら ハッとさせられてしまいます ここに紹介してもらった本は知らなかった...
      まことさん 谷川俊太郎さんの詩って本当に素敵ですね。私も時々 目にしたら ハッとさせられてしまいます ここに紹介してもらった本は知らなかったので…これこそ贈ってもらった詩のように しみじみあったかくなりました。
      2019/06/22
    • まことさん
      hiromida2さん。
      ありがとうございます。
      私も谷川俊太郎さんの詩がとても好きで、時々読み返しています。
      hiromida2さん。
      ありがとうございます。
      私も谷川俊太郎さんの詩がとても好きで、時々読み返しています。
      2019/06/22
  • 「主人公」が読みたくて。
    とても好きな詩のひとつです
    他の詩は全て初見でした。
    「主人公」以外のお気に入りは、「プールの底の憎悪」と「まみむめも東京」。
    ひとつ読み終わるごとに満足感でにこりとしてしまうのだけど、ページめくると既に新しい気持ちで次の詩で頭がいっぱい。
    ずっとどきどき出来る本でした

  • 「詩を贈ろうとすることは」の詩が、作家として共感を得ます。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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