詩を贈ろうとすることは

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  • 集英社 (1991年5月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (104ページ) / ISBN・EAN: 9784087727906

作品紹介・あらすじ

詩は誰のものでもありうる 世界が誰の所有でもないのに すべての人のものであるのと同じように――。ことばへの新しい試みを展開し続けている詩人による、軽妙で深いことばの世界が広がる。

みんなの感想まとめ

詩は誰のものでもあり、自然や人間の存在に対する深い洞察が織り込まれた作品です。読者は、山に登るたびに自然への畏敬の念を抱くことや、繊細な世界の声を聞き取る難しさを詩を通じて体感します。特に「主人公」と...

感想・レビュー・書評

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  • 1991年刊。

    「飢えと本」
    何万人もの人間が群がっていて
    一冊の本もない場所がある
    一人しか人がいなくて
    何万冊も本のある場所がある
    読みおえたあとで食べものになるような
    本があるべきだとジョンは言ったが
    飢えていれば読む前に食べてしまうだろう
    私の居たい場所は断崖の上
    そこへ一冊だけ本をもってゆき
    声に出して読む
    海と空に人間の書いてきた本という代物を
    読んできかせるのだ


    他では
    「詩を贈ることについて」
    「多面的真理に関するテーブルポエム」もよかったです。
    こんな祝辞をもらったカップルは笑いながら幸せをかみしめるでしょうね。

    • hiromida2さん
      まことさん 谷川俊太郎さんの詩って本当に素敵ですね。私も時々 目にしたら ハッとさせられてしまいます ここに紹介してもらった本は知らなかった...
      まことさん 谷川俊太郎さんの詩って本当に素敵ですね。私も時々 目にしたら ハッとさせられてしまいます ここに紹介してもらった本は知らなかったので…これこそ贈ってもらった詩のように しみじみあったかくなりました。
      2019/06/22
    • まことさん
      hiromida2さん。
      ありがとうございます。
      私も谷川俊太郎さんの詩がとても好きで、時々読み返しています。
      hiromida2さん。
      ありがとうございます。
      私も谷川俊太郎さんの詩がとても好きで、時々読み返しています。
      2019/06/22
  • 好きな詩
    ・P.20  木・誘惑者
    ⇒山に登るたびに、自然にお邪魔をさせてもらっているという意識が芽生える。木は変わらずにそこにいてだけれども人間の私たちは畏れねばならないそんな存在。
    ・P.56‐57 主人公
    ・P.84 水
    ・P.85 木

    箇所
    ・P.33‐34 葉書
    ⇒世界は繊細すぎて聞きとりにくい
    無限の和音に満ち満ちている
    ・P.45 犬の糞
    ⇒細部には神ではなくて人間こそがひそんでいる
    ここにもあそこにも
    ・P.78-79
    ⇒生に味方したいなら
    死を味方につけなくては

  • 「主人公」が読みたくて。
    とても好きな詩のひとつです
    他の詩は全て初見でした。
    「主人公」以外のお気に入りは、「プールの底の憎悪」と「まみむめも東京」。
    ひとつ読み終わるごとに満足感でにこりとしてしまうのだけど、ページめくると既に新しい気持ちで次の詩で頭がいっぱい。
    ずっとどきどき出来る本でした

  • 「詩を贈ろうとすることは」の詩が、作家として共感を得ます。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表。『二十億光年の孤独』刊行以来、『バウムクーヘン』『あたしとあなた』『幸せについて』ほか、著書多数。

「2026年 『これより先には入れません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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