分身

著者 :
  • 集英社
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087740318

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の2人の女子大生、鞠子と双葉は東京と北海道という別々の地で生まれ育った。しかしこの2人の外見は似ているどころか全くの同一人物にしか見えない・・・。
    はたして2人は双子なのか。どうして別々の母から産まれたのか。それぞれがある事件をきっかけに自分の出生に隠された秘密を調べ始める。
    体外受精、遺伝子操作など先端科学を扱ったミステリー。
    人間が善悪を見失い神の領域に踏み込んだがゆえの恐ろしさと悲しさを感じました。
    科学の進歩がめざましいだけに考えさせられる内容です。
    世の中には自分に似た人が3人いるっていいますよね。実際会ってみたい反面、この話のように本当にそっくりだとしたらちょっと怖いかも・・・。

  • いろんな世界を見せてくれる作者がとても好きになりました。以降、「今回の題材は何かな〜」といつもわくわく買っています。

    今でこそ良く聞く題材ですが、この作品が書かれた時代を思うとさすがです。
    今尚、新しく感じさせる作品。

  • 展開が読めてしまうところが多々あり。もっと大どんでん返しが欲しかったかも。
    ラストの終わり方も気になる。
    私としてはその後、二人がどうなったのかが知りたいのに。

  • こういう事が現実に起こったら…って考えると恐ろしい作品が多い。東野さんは。

  • なんか期待しすぎちゃいました。

  • 仙台で、新幹線の暇つぶしのため買った1冊。
    しかし新幹線の中ではたいして進まず、仕事の合間をみて読み進めました。

    読んでいくうち、自分の出生に関して、すごく興味をもちました。
    『自分は何の為に生まれてきたのか?』という永遠のテーマについて考えさせられた1冊。
    続編が出ると面白いかも。

  • 自分に似た人ではなくて、分身が存在する?
    二人はそれぞれ自分の出生に疑問を持ち、調べていくうちに紐がとけていく。
    おもしろい!!

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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