- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087740721
感想・レビュー・書評
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森瑤子作品が好きな友人から勧められて読みました。ひと呼吸くらいで読める短編集。テーマは恋愛について、男女についての話が中心でした。さらさらと読めて森瑤子さんの入門にはよかった。未発表作品である「涙の首飾り」、絶筆「シナという名の女」を含む17篇です。
少し前の時代の恋愛観、その中にあったであろうロマンチックな心地を味わえました。自分としては風景を見たような気持ちで、心にぐっと入り込むものはありませんでした。時代の空気はおもしろいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あっさりした短編集で良かった
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古本屋で250円にて。
古本屋にはある本との劇的な出会いがごく偶にあるもので、その出会いを求めてテクテク赴いたのでしたが、その劇的な出会いがこの本であった、と言い切るにはまだまだ至らないような印象でした。
ただ。
この短編集の中にある「シナという名の女」だけは、良い。
脳みその中身はパンドラ、誰にも開けられない闇。
時に恐ろしく時にメルヘン、そういう混沌の中にある恍惚さってあるんじゃないかなー。
脳みその中身は記号暗号。
デデロンパプイプイ。 -
なんとなく手にとりなんとなく読み終えました。幸せだったり幸せじゃなかったりな様々な恋模様。恋愛する心をちょっとずつ撫でた感じ。