そろそろくる

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 306
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087747997

感想・レビュー・書評

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  • 文句ならホルモンに言ってよ!
    ものすごく共感する台詞。
    PMSで悩む女性の心理がリアル。

  • 面白い視点で書かれた本

    女性なら誰しも思い当たり、共感できる 

    基樹と連絡とれなくなった時のヒデちゃんの妄想がすごい 笑

    「伝えたいこと。そんなもの考えてもいなかった。」

    絵を描く仕事などはメンタルに大きく作用されるのだろうな

  • PMSに振り回される人間の話。

    大筋 主人公の女性が自身の精神の不安定な時期を、PMSであったのだと納得する。それでまあ全てが解決するわけではない。

    訳もなく落ち込んだり、自信が無くなったり。生きる上での波。波乱万丈な人生の黒幕。男にも実は生理周期があるらしい。けれど、血は出ないし、お腹も痛くないし、似ているようだけど、完全に同じではない。

    最後の場面、彼氏が自分もPMSかもと話す場面は、PMSが男に無関係で「理解してあげる」ものではないということなのだろうか。

  • 最近PMS知ったばっかだったから、なんかわかりやすかったな…

  • 女性とホルモンのバランスの話。

    PMS月経前症候群、漠然とは見聞きしていましが、実体験がなく他人の話でした。
    最近身近に多分それという人がいて、かなり辛そうではあったので、今回理解を深められてよかった。

    脇役のデザイン事務所の町田さんがいい。
    彼はとても健やかな人。
    私はこちらよりでいたいなと思います。

  • ホルモンのせいよ
    と明るく乗り切るのが精神的にも肉体的にもよろしいようで。
    何でも話せる彼氏、いいじゃないですか。

    体のことについて書くのが得意な作家さんなんだろうな。
    『漢方小説』は近所の図書館に置いてないので読んでいないのだけれど、すっごく気になる。

  • 何がそろそろくるのかなと思って借りてみた。
    なるほど。大人の女性あるあるの悩みなんだなぁ。私はまだあまり意識したことがないけど、pmsをはじめ、女性特有の歳を重ねるごとに増える悩みってたくさんあって、みんなそれと折り合いをつけて生活しているのよね。

    結婚してるしてない、仕事してるしてない、彼氏いるいない、子どもいるいない、人生の色んな選択肢を自らの意思で選んだはずなのに、しんどいこともある女性たちと、そのしんどさの一部が体の変化によるものもあって、いろんな悩みに共感したり。読み終わった後、そろそらくるっていうふわっとしたタイトルが、色んな意味でしっくりきた。

  • イライラするな、と思うと、私もいつもこのタイミング。
    私は、ここまで人に感情をさらけ出さないので、あまり自分を重ねられなかった。
    でも、最後の彼氏にもPMS的な感情の波ある、というオチは面白くて嬉しかった。

  • 体って複雑。気持ちとダイレクトに繋がっている。
    PMSは自分でうまく折り合いをつけたり周りの理解でやっていくしかない。
    さらけ出せる関係になりそうな基樹くんとヒデちゃんもうまくいきそうで生きるってしんどいけどちょっと嬉しい。

  • 135ページ。装幀/川上成夫 装画/micca[pict-web.com]

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