さくら日和

  • 集英社
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感想 : 97
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087752540

作品紹介・あらすじ

大爆笑確約!!みんなが待ってたももこの今がぎっしり!!書き下ろしエッセイ最新作。爆笑作家、今年も健在!!最近の面白作家を引っさげて、皆様のもとへ元気に見参!!

感想・レビュー・書評

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  • 面白すぎ・・・( ^Д^)ワハハ

  • 相変わらずの馬鹿馬鹿しさで面白い。
    「ズル休みをしたがる息子」で、さくらさんの息子が「ウルトラマンの攻撃のポーズ」をしたのを父ヒロシが見逃し、息子に「バカヤロー、死ねよーっ」と泣き叫ばれて、「いきなり死ねよと言われたことに驚き、「なんでオレが死ななきゃなんねぇんだよ」と言う」場面のはちゃめちゃ感、笑ってしまった(さくら家には、息子がウルトラマンのポーズをしたり死なないといけないルールがあるらしい)。
    こういう場面でさくらももこアンチはいろいろ言うんだろうけど、この全然道徳的じゃない笑いがいいんだよなあ。

  • ちびまる子ちゃんの作者さくらももこ氏のエッセイ集。
    たくさんふざけながら、楽しく生きてるのが伝わり、いい人生を送ってたんだなぁとほっこりする。
    なかでも、担当の新福さんを大切にしてて、新福さんを祝ったり、エッセイのタイトルにしようとしたり、ふざけてるとしか言いようのない考えに驚く。
    本人はいたって真剣にしてるようなのでさらにびっくりする。

    もう少し、子育てもしたらいいのではないかと思ったけど・・・
    ちびまる子ちゃんを見てるから、登場する家族の顔も想像できておもしろかった

  • 朝井リョウ氏のエッセイでオススメされていた、「おめでとう新福さん」はやはり秀逸だった。

  • 最近読んでいた『憧れのまほうつかい』、『ももこの世界あっちこっちめぐり』といった企画物にちょっと辟易していたが、この『さくら日和』は『もものかんづめ』以来、連綿と続いている純然たるエッセイ。やはりこっちの方が断然面白い。
    今回の特色は今までのエッセイは作者の過去の経験、体験をモチーフに展開されていたのに対し、近況について語られる点。これが実はエッセイでは一番難しい。
    人間、作家とか芸能人とかいう所謂文化人であっても、そう面白いことが毎日あるはずが無い。だから三日坊主の代表として日記が挙げられるわけだが、さくらももこ氏の素晴らしい所は、面白い事を探すのではなく、自分で作り出すところ。特に新福さんの歓迎パーティーは常人が到底思いつかないイヴェントである。このエピソードだけでも本書は金を出す価値が十分ある。
    恐らく作者はかなり金を稼いでいるのだろう。それは世界旅行をしたときのお土産を買う話や、こういったパーティーを主催することからも十分推量できるが、それをただ単純に自分、そしてさくらももこ氏を取り巻く人々を楽しませたいことにエネルギーを、財を費やすことに非常に感服する。

    あとやはり離婚の話。今までのエッセイに登場していた主人とのやり取りから一転してかなり深刻なムードで語られたこの話。その内容から具体的にどのような泥沼劇が演じられたかは判らないが家族そして周囲の仲間が離婚を祝福して喜んでいるという事実があるあたり、かなり大変だったのだろう。これを短いながらも報告するそのプロ根性にも感心した。

    あと私の琴線に触れるのは子育ての苦労話。かなりエネルギッシュなお子さんだが、その息子相手に手練手管を尽くして立ち向かう姿、家族総出で育てる姿勢は自分の子育てに非常に参考になることが多かった。これも感性豊かな作者ならではの発想がとても微笑ましい。

    私にとってはこの本はさくらももこ復活の本だと勝手に思っている。これで今後も彼女の本を読む決心がついた。
    ま、買うのは嫁さんだけどね。

  • 図書館で、
    何気なく見た棚にあったエッセイ。

    さくらももこエッセイと言えば、
    小学生のころに読んだ「もものかんづめ」が
    忘れられません。

    がしかし、「さくら日和」にも
    「もものかんづめ」のが
    “くだらない爆発的おもしろさ”を
    求めて読んだため、

    くだらなくはあったのですが
    “爆発的おもしろさ”は
    少々ものたりない結果になりました。

    でも日常のくだらなさや
    通りすぎてしまいそうな出来事を
    文章にして読ませてしまう力は
    すごいなと感じます。

    エッセイの1つ「健康の研究」では
    「もものかんづめ」のお茶で水虫を
    治そうとした話を思い出してしまい、
    懐かしくなりました。

    なにより「さくら日和」は
    小5の息子が「もものかんづめ」を
    “開ける”(読む)きっかけをくれました。
    ありがとう。

  • すっかりさくらさんのエッセイの魅力に取り憑かれて、次の1冊に手を伸ばした。
    表装もタイトルも素敵な「さくら日和」
    巻頭はなんと、離婚の報告からだった。
    詳細なことが書いてあるわけではないものの、エッセイ作家として自分の身の上に起こった大きな変化を書かずに進めないので、と報告してくれた真摯さにちょっと心を動かされました。

    内容はいつものユーモアたっぷりのさくらさんの日常ですが、当時保育園児だった息子さんもたくさん登場します。実は自分の親が「さくらももこ」なのではないか?と疑う息子さんと、必死にそれを誤魔化し隠すさくらさんのやり取りが面白い。

    また、健康マニアで有名なさくらさんの「寝相の研究」も収録されていて、着眼点がおもしろくてにやにやしちゃう。一見あほらしい・・・?と思うようなことでも試行錯誤して工夫するのって、人生の醍醐味ですよね。

    そして楽しいことが大好きなさくらさん、大好きな人を喜ばせることに労力を惜しまないさくらさん、日々の暮らしにわくわくすることが溢れていて、とても楽しい気持ちで読み終えました。
    次は何を読もうかな。

  • 出版社の担当を讃えるためにシナリオがあるパーティーを開いて見たり、健康や寝相を研究したり、さくらももこさんてぶっ飛んでるなぁと思うエピソードが盛りだくさん。
    ぶっ飛んでて付いていけないなぁと思いつつ、やっぱり面白い。

  • 著者のエッセイを読むといつも明るく楽しくなる。私は日々のつまらない事を想像の中に取り込んで、楽しんだり面白がったりしているのだが、それがとても大事な事に思えてくる。まるちゃんに「それでいいんだよ。」って言われているみたい。

  • さくらももこが離婚後書いた1999年頃のエッセイ。

    息子がさくらももこではないかと疑ったり、
    仕事仲間と食いしんぼう同盟を組んだり、
    ヒロシは相変わらずの調子だっり、
    仕事仲間を盛大に祝ったりと

    どれもさくらももこらしい平凡な日常が面白おかしく描かれている。

    でも、そんな日常こそが幸せだとも気付かされる本でもある。

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著者プロフィール

1986年からマンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」の作者。1990年からはフジTVでアニメ化され、超人気番組となる。『まるむし帳』(集英社)は唯一の詩集。

「2019年 『さくらももこの詩による無伴奏混声合唱曲集 ぜんぶ ここに2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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