誤解だらけのうつ治療

  • 集英社
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本棚登録 : 38
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087805307

感想・レビュー・書評

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  • なんかちょっと偏った考え方の精神科医とライターの方が書いたうつ病の本。嘘ではないけれど、これを全てと思ってしまうとうつ病についての認識を誤ってしまうような気がする。

  • それなりに納得するとこはある

  • ストレスでうつ病になった場合、生き方を変えてストレスコントロールしないとまた再発するよ、というのは参考になった。

    しかしこんなところにも琉球王国非武装伝説が。下記参照

    http://obiekt.seesaa.net/article/108750166.html

  • パキシルの副作用……。もしかしたら私にもいずれ出てくるのかもしれないのか?

  • 精神科の医師や薬を全否定するような鬱病治療の本が多い中、徒にセンセイショナルにならず、とてもわかりやすく書かれていて、安心感を与える著作だと思いました。私、うつ病は、薬と休養で必ず治る病気、という認識だったのですが、それは違う、というのが本書の根幹。まずは、薬と休養だけではダメ。(薬と休養がいらない、というわけじゃないんですよ)本人の意識の改革、つまり元通りになりたい、と願っているのなら、それは発病前の状態に戻るだけなのだから、新しい生き方を模索しなければ、と。また、もちろん治る人もいるけれど、治らない場合でも鬱病と共存しながら生きる、という考え方も大事、と。一生懸命に生きているから鬱病になるんだ、という言い方には、うん、なるほど、とも。これだけ日本全国に鬱病が蔓延しているわけも含めて優しい視点で書かれた専門家の本として、評価できる一冊だと思います。

  • うつについて 精神科医師と患者の立場の双方から、さまざまな関連項目を読み解く本。
    特にうつは克服しようと思わない。ダメ人間でいい。バカ宣言する。なんとかなる。の発想 は気を楽にする。

  • 励まされる事が沢山書いてありました。
    うつと共に生きていくうえで、ためになる一冊です。

  • まぁ面白い。
    うつはまだまだ無知なる領域。


    うつ関係の本がヒットし、テレビでも取り上げられるようになった「うつ」。
    とは言えいまだ無知なる領域であることがよく分かった。

    この本の良点は読みやすさ、分かりやすさ、医者と患者の両視点で各設問に回答しており、その両者ともがうつ経験者であること。
    これはなかなか読んでみたくなる要素が多い。


    腰痛だって近年ようやくメカニズムが分かってきたのだ。
    いわんや鬱をや。

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著者プロフィール

1947年生まれ、精神科医。元藤代健生病院院長(弘前)、2004年から沖縄の病院に勤務。原発事故後2013年より、福島県相馬市のメンタルクリニックなごみ院長。主な著書『うつ病を体験した精神科医の処方箋』『統合失調症とのつきあい方』『沖縄戦と心の傷』(大月書店)

「2016年 『3.11と心の災害』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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