- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087806830
感想・レビュー・書評
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みうらじゅんは組む相手(例えばリリー・フランキー)によっては調子に乗りすぎて、エロ話がくどいんだけど、今作のクドカンとのタッグは良い。
クドカンもエロ話に乗りつつも、お互いが適度な距離を取りつつ、色々な人生の疑問を与太話的に進めていく展開に引き込まれてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
妙齢ながらも文化系の、ガツガツ行けない感じを持ったおじさん二人の、(奇しくも雰囲気の似通った)ファーストキスの悲しい思い出に始まるロマンと、若さへの少しの後悔と、年を経た故の成長?の詰まった恋愛プラスαの対談集。基本的に恋愛関係ないどんな話題でもエロスは混じる。
クドカンのクスリと笑える日常体験談とみうらじゅんの仏教知識が合間合間に挟み込まれるあたりがいいアクセントっていうかさすがだよなー。とか思う。往生要集に遅刻で地獄に落ちた人は居ないとある、とか。 -
真剣にくだらないことや下ネタを話すとこんなに面白いんだ!
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産道=参道 その奥に御宮がある。
僕ら、参拝もしないで行ったり来たりして帰るだけ。
お宮の前で帽子もとらない、手も合わせないで帰る全身ゴム野郎
・・・で吹いた。
クリスマスに読むにふさわしい本。 -
浴衣着た二人の写真が表紙なのが内容をほのめかしています。旅館の一室で酒飲みながら気持ちよくダベってる感覚。プレイボーイ誌の連載をまとめたものだったそうですが、立派な装丁で、タイトルでこの内容というのはアリなんだなと、そのロックさを讃えたいくらいです。いや、讃えましょう。こういう下ネタ対話から、あぶり出されたり、ベールをはがすことができたりして、見えてくる現実や本質ってあるなぁというのが、感想です。
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男は、いくつになっても「永遠の中2」。みうらじゅんとクドカンが、そんなことに今さら気づかせてくれる対談集。
書名のほか「どうして歳をとると涙もろくなるんだろう?」「自分らしさってなんだろう?」「お金が大事なのはどうしてだろう?」などの疑問について語り合うのだが、決して明確な回答が出るわけではありません。でもいいんです、そもそもそんなこと、この2人にはなから期待してなどいないのだから(笑)。
人生の大切なことは、意外と、肩の力を抜いたどうでもいいところに転がっているのかもしれない……。 -
40はおろか50を過ぎても非常に基本的な「オトコのどうして」に緩く立ち向かい、緩く答えを出す良い湯加減の人生の指南書とも言うべき本。脱力こそ正解への道が開けているように思える。老いは案外怖くないかもしれない。
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あまり深く考えずに笑いたときはこれくらいがちょうどよい。あほなこといっているようで、また真なりと思います
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くだらなくってクスって笑った!どうてもいいことをよくもここまで真剣に考えられるなぁ笑