木いちごの王さま

  • 集英社
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本棚登録 : 205
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087814644

作品紹介・あらすじ

木いちごを摘みに森へ行ったテッサとアイナ。迷子になったふたりに、次々に不思議な出来事が…「フィンランドのアンデルセン」と呼ばれるトペリウスによる小さな命の大切さとやさしい心の物語です。

感想・レビュー・書評

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  • 「えー!ブルーベリーとらないの?木イチゴよりブルーベリーでしょ!」「オレだったら、気づいたら家にいたらいいなあ、って言う。」
    「いろいろしてくれたの誰か教えて欲しいなあ、って言う」
    「木イチゴもさ、こうガーって食べちゃうね。うまそう。」(S9)

    葉物とかブロッコリーとかけっこう虫、殺っちゃってる。
    王様いたのかも?ちょっと反省。

  • 2011 集英社
    サカリアス・トベリウス

    木いちごを食べようとすると中から虫がでてきた。
    弟のラウリはころしてしまえというが、テッサはその虫をはっぱにのせて外へ出してやる。
    そこにすずめがきたことにきづいたアイナは虫をやぶにのがしてやる。
    その後、摘みに森へいったテッサとアイナはたくさん木いちごを摘んだあと、迷子になってしまう。
    家に帰れないふたりだが、大きな石にすわって願い事を言うと、すぐさま叶う。
    バターつきパン、ミルク、やわらかいベッド
    翌朝には、ミルクコーヒー、ブドウパン

    だれか~とふしぎがっていると
    白いマントを着て、赤いぼうしをかぶった足をひきずったおじいさんが出てくる
    それは木いちごの国の王さまで
    昨日一日、百年に一度朝から晩まで虫として過ごさなければならなかったことを話す
    テッサとアイナに命を救われたことに感謝してふたりを助けたのだった
    そして家へ帰る路もおしえてくれたので、二人は無事に家に帰りついた

  • フィンランドのアンデルセンと呼ばれる児童文学作家さんのお話

    岸田衿子×山脇百合子
    山脇さんの絵とっーても可愛い

    小さな命も大切にしなきゃなと思えた

  • 「木いちごを摘みに森へ行ったテッサとアイナ。迷子になったふたりに、次々に不思議な出来事が…「フィンランドのアンデルセン」と呼ばれるトペリウスによる小さな命の大切さとやさしい心の物語です。」

  • 山脇百合子さんの訃報を聞いて、なつかしい絵本をあれこれ出してきて読み返している。

    山脇さんといえば、中川李枝子さんとのコンビか岸田衿子さんとのコンビでの創作絵本/童話作品がほとんどだけれど、これは岸田さんが翻訳したフィンランドのお話という変わり種。主人公の透き通るようなブロンドのふたごちゃんがかわいらしく、やわらかくさわやかな色づかいが北欧の童話の世界にもよく合っている。木いちごのジャムが食べたくなる。

  • 木いちごをつみに出かけたテッサとアイナ。森の中で迷子になってしまった2人に、不思議なことが起こります……。
    やっぱりやまわきゆりこさんの絵はかわいいなあ。特に木いちごの王さまがかわいいです。トペリウスのお話は初めて読んだと思うけれど、フィンランドのアンデルセンというくらいなので、日本でもっと読めるといいなと思います。

  • あー、イチゴジャム作りたくなったー!

  • 小さな命の大切さと優しい心の物語
    フィンランドのアンデルセンと呼ばれるだけあって、豊かな自然の中で生まれた物語ですね。
    百年に一日だけ、小さな あわれな虫。
    そんな虫に出会うことが、もしかしたらあるかも知れない!いつも優しい心でありたいものです。

  • 子供に小さな命も大切にすることを教えるには最適な本なのかもしれない。
    助けてあげた虫が、感謝の気持ちを伝えにやってくるなんて、ステキですね

  • フィンランドのアンデルセンとよばれている作家
    フィンランドらしいお話し❣️

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著者プロフィール

1929年、劇作家・岸田国士の長女として東京府豊多摩郡に生まれる。立教女学院小学校、立教女学院女学校を経て、東京芸術大学油絵科に入学。1955年、谷川俊太郎の勧めで第一詩集『忘れた秋』を発表し、詩人としてデビューした。童話作家としても活躍し、1966年には画家の中谷千代子とコンビを組んだ『かばくん』でドイツ児童図書賞を受賞した。1973年、『かえってきたきつね』で産経児童出版文化賞大賞を受賞。

「2019年 『岸田衿子の詩による無伴奏男声合唱曲 うたをうたうのはわすれても』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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