「長生き時代」を生きる 老・病・死の不安をどう乗り越えるか

  • 集英社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087815436

作品紹介・あらすじ

超高齢化社会に突入し、人生80年、90年時代を迎えた日本。しかし、それに伴って様々な病気に罹患する率も高くなっている。長寿を充実させ楽しむためにはどうしたらよいか、作家と医師が語り合う。

感想・レビュー・書評

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  • 企画の意図が最期まで分からなかった。なぜ、この3人の対談なのか。小澤さんはある意味の主義主張から自由でその発言は気持ちがいい。加賀さんのキリスト教徒としての言葉はなかなか伝わりにくかったが、医師としての言葉は含蓄があった。落合さんは突然に自民党批判がところどころ挟まってきて、根拠が明らかにされていなかったので戸惑った。

    ・落合:いのちそのものが医療化してしまう傾向がある。医療がすべてコントロールしてしまう社会。
    ・小澤:病院で患者を診るというのは、動物園で動物を見るのと同じこと。
    ・小澤:薬によって悪くなる場合もずいぶんある。特に年寄りは。
    ・小澤:サクセスフルエイジングというのはやっぱりエリートの考え方かも。
    ・加賀:人生の最期というのものは予見できない。口にするだけの力、なぜこの3人なのか、ということが分からない出版だった。発言としては、小澤さんがある意味の主義主張かは医師にはない。
    ・加賀:重症の患者さんが亡くなるとき、泣き叫ばない。何か大きな力に任せるように死んでいく。

  • 超高齢化社会に、長寿を充実させ楽しむためにはどうしたらよいかを、作家と医師が語り合うのだが、単なる老後の健康本でなく、それぞれの体験と現在を踏まえた真面目な生き方と考え方に、おおいに共感を持ち、考えさせてくれる。

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